ナウエルグループ70周年祝賀会

ブログ「全互連 in仙台」で紹介したように、25日は仙台の地で全互連の「東北北海道ブロック会議」「正副会長会議」「理事会」および「懇親会」が開催されました。翌26日の朝、わたしたち全互連一行は迎えのバスに乗り込み、米沢へと向かいました。


米沢へ向かうバスの車中で

グランドホクヨウに到着しました

席次表(この人数を見よ!)

わたしはDテーブルでした

花が届いていました



米沢の結婚式場「グランドホクヨウ」に到着したのは、ちょうど11時でした。ここを訪れたのはブログ「全互連総会」で紹介した昨年の6月16日以来です。今日は、ここで「ナウエルグループ70周年祝賀会」が開催されるのです。ナウエルとは「NOW−L」だそうです。「ナウ」は「Now(現代)」、「エル」は「Life(生活)」「Love(愛)」「Lace(結ばれる)」という意味だとか。素晴らしい社名ですね!


「8つのおもてなし」とは?

席札は、けん玉でした!

祝賀会のステージ

70年の歩みを伝えるビデオ上映

ビデオに見入る人びと



祝賀会は12時に開演しましたが、300名を超す多くの参加者で賑わいました。
最前列中央のDテーブルの自分の席に座ると、席札の代わりに名前入りの「けん玉」が置いてあって驚きました。ナウエルさんは「8つのおもてなし」を標榜されていますが、これは素晴らしい「おもてなし」ですね!全国から集まった互助会の経営者もみんな感動していました。
冒頭、ナウエルグループの70年の歩みを紹介するビデオが上映されました。創業者の方は東北大学のご出身で、アミノ酸を研究して醤油を製造されていたそうです。そこから冠婚葬祭業や高齢者介護業へ・・・興味深い内容で、わが社の50周年祝賀会の参考になりました。



それから、ナウエルグループの酒井社主が登壇され、挨拶をされました。続いて、2名の衆議院議員の先生、全互協お齋藤会長、ナウエルグループの取引業者の会の会長さんが挨拶をされました。みなさん、心のこもった素晴らしい内容の挨拶でした。


わたしが登壇しました



来賓挨拶の後は、鏡割りです。わたしは、冠婚葬祭互助会業界を代表して、全互協の齋藤会長とともに名前を呼ばれ、登壇しました。大きな清酒の樽が8つも用意されたステージ上は壮観でした。わたしは齋藤会長と宮嶋社長の間に立って鏡割りを行いました。


乾杯の音頭を取らせていただきました



わたしは乾杯の発声を依頼されていました。
登壇したわたしは、まず「ご紹介に預かりました全互連会長を拝命いたしております佐久間でございます。先ほどは、全互協の齋藤会長が御挨拶をされましたが、みなさまの多くは全互協と全互連の違いがおわかりでないと思います。まあ平たく言いますと、全互連は冠婚葬祭互助会の保守本流です!」と言いました。すると、大きな歓声が起こりましたが、わたしは背後の齋藤会長の方を振り返って「すみません」とウィンクしました。齋藤会長は笑っていました。



それから、わたしは「本年、ナウエルさんは『創立70周年』という大きな、そして輝かしい節目を迎えられました。グループの社主であられる酒井様、宮嶋社長をはじめ、社員の皆様、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます」と述べました。


心よりお慶び申し上げます!



それから、わたしは以下のように述べました。
「ナウエルさんは、山形県置賜(おきたま)地域を中心に事業展開され、地域の皆様から、信頼され、愛され、親しまれ、感謝されていることはもとより、冠婚葬祭互助会という業界を代表するエクセレント・カンパニーであることは、ここにお集まりのご来賓の皆様が、既によくご存知のことと思います。私事で恐縮ですが、わたしが最も敬愛する戦国武将は上杉謙信公でございます。その謙信公を藩祖とする米沢藩は、九代藩主の上杉鷹山公の『伝国の辞』に象徴されるように実に素晴らしい領国経営を行い、その精神は脈々と、この地域に継承され、ナウエルさんの質実剛健な企業経営にも反映されていることと拝察申し上げます」


敬愛する謙信公と鷹山公に言及しました



さらに、わたしは上杉謙信について以下のように述べました。
「謙信公は『非道を知らず存ぜず』という言葉を残しておられるように、不正や不義を許すことが出来ない方でした。謙信公は武将として天賦の才に恵まれた上に、教養人としても超一流でしたが、そのご生涯をみると、礼節に基づいた『心ゆたかな社会』の実現をめざしておられたように思います。この謙信公の志には、わたしたちも学ぶべきものが多いように考えます」



続けて、わたしは上杉鷹山にも言及し、以下のように述べました。
「米沢といえば鷹山公であります。『成せばなる 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり』という鷹山公の和歌の如く、ナウエルさんは『明るく楽しく大きく』という企業理念のもと、『地元』なるがゆえの気概、そして使命感に裏打ちされた果敢な挑戦で、この地域になくてはならない企業となっておられます。わたしども冠婚葬祭互助会は、ナウエルさんを範として地域の皆様の暮らしに深く根ざし、感動あふれる儀式を提供し続け、冠婚葬祭という日本の素晴らしい精神文化を後世に確実に繋いでいく使命を果たしていかなければなりません」


カンパ〜イ



そして、わたしは「それでは、乾杯の音頭をとらせていただきます。声高らかにご唱和ください。ナウエルさんの今後ますますのご発展と本日お集まりの皆様のご健勝を祈念いたしまして乾杯!」と言って、清酒が並々と注がれた升を高く掲げました。
各所で「カンパ〜イ!」の声が上がり、それから拍手が起こりました。


美味しい升酒でした



升酒を飲むと、とても美味しくて気分が高揚しました。ハイになって北島三郎の「まつり」を歌い、最後を「今日はナウエルの祭り〜だ〜よ〜♪」とやりたくなりましたが、それだと3日連続で「まつり」を歌うことになってしまうので、その考えは放念しました。(笑)



ちなみに、わたしが乾杯の挨拶で触れた「伝国の辞」とは上杉鷹山が次期藩主・治広に家督を譲る際に申し渡した、三カ条からなる藩主としての心得で、以下の通りです。
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候


大盛り上がりの祝賀会のようす

米沢牛のステーキが最高でした!

名物の芋煮もうまかった!



祝賀会の料理もお酒も大変美味しく、ずっとこの場にいたかったのですが、わたしは中座して米沢駅へ向かいました。どうしても今夕、金沢で大切な打ち合わせがあるのです。
酒井社主と宮嶋社長に御挨拶を済ませてからグランドホクヨウを後にしたわたしは、用意していただいたタクシーで米沢駅へ向かいました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年10月26日 佐久間庸和