秋の夜長は本を読もう!


東京に来ています。25日、新幹線で仙台へ向かいます。
会長を務めている全互連のブロック会議および理事会に参加するのです。
翌26日は仙台から米沢へ、さらには金沢へ向かいます。強行軍であります。
さて、「サンデー毎日」2016年11月6日号が発売されました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
じつは今月末で連載開始からちょうど1年となり、終了の予定でした。
第53回目のタイトルは、「秋の夜長は本を読もう!」です。


サンデー毎日」11月6日号



読書の秋です。今年の読書週間も、「文化の日」を中心にした10月27日から11月9日までの2週間です。わたしは、約125万部の発行部数を誇る「サンデー新聞」に「ハートフル・ブックス」という書評コラムを連載しています。先日、連載が100回に達した記念イベントを行いました。まず、西日本最大級の書店ブックセンタークエスト小倉本店一条真也のハートフル・ブックス展を開催。



1ヵ月にわたって、わたしがコラムで取り上げた100冊を展示販売しました。
また、「読書の楽しみ」をテーマに講演も行いました。
超満員の聴衆を前に、冒頭、わたしは本が大好きで、とにかく毎日読んでいることを語りました。もちろん経営者としてビジネス書も読みますが、その他にも歴史や哲学や科学の本、それに小説やマンガなど、とにかく何でも読みます。



本ほど、すごいものはありません。自分でも本を書くたびに思い知るのは、本というメディアが人間の「こころ」に与える影響の大きさです。少年時代に読んだ偉人伝の影響で、冒険家や発明家になる人がいます。1冊の本から勇気を与えられ、新しい人生にチャレンジする人がいます。1冊の本を読んで、自死を思いとどまる人もいます。不治の病に苦しみながら、1冊の本で心安らかになる人もいます。そして、愛する人を亡くした深い悲しみを1冊の本が癒やしてくれることもあるでしょう。



本ほど、「こころ」に影響を与え、人間を幸福にしてきたメディアは存在しません。わたしは、本を読むという行為そのものが豊かな知識のみならず、思慮深さ、常識、人間関係を良くする知恵、ひいてはそれらの総体としての教養を身につけるための営みであると考えます。わたしが企業経営者として、大学客員教授として、そして作家として、なんとかやっていけるのも、すべて本のおかげ。読書で得た教養は、あの世にも持っていけるように思えます。秋の夜長は、どんどん本を読みましょう!


サンデー毎日」11月6日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年10月25日 佐久間庸和