死ぬまでにやっておきたいことは何か?


沖縄に来ています。「サンデー毎日」2016年4月24日号が出ました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第27回目のタイトルは「死ぬまでにやっておきたいことは何か?」です。


サンデー毎日」4月24日号



このたび、『死ぬまでにやっておきたい50のこと』(イースト・プレス)を上梓しました。死の直前、人は必ず「なぜ、あれをやっておかなかったのか」と後悔するといいます。 わたしが社長を務めている冠婚葬祭会社は、創立50周年を迎える現在まで、多くの方々の人生の旅立ちのお世話をさせていただきました。



また、わたしは「終活」や死生観に関する本をたくさん執筆してきました。「生」と「死」に関する古今東西の文献をひもといて執筆してきた経験を踏まえ、後悔のない人生を生き、そして「最期の瞬間を清々しく迎えるための50のヒント」を紹介したいと考えた次第です。



わが社で葬儀に携わる1級葬祭ディレクターから、多くのご遺族が後悔の念に駆られるという報告を受けます。その原因を共有することで、全ての人々の人生は充実したものになるのではないかと考えました。冒頭には「はじめに」として「これからの人生を悔いなく生き切るヒント」という文章が置かれ、まるでわたしの遺書のような感じです。



本文では「死ぬまでにやっておきたいこと」を50の項目にわたり紹介していますが、最後に「付録」として「一条真也が死ぬまでにやりたい50のこと」を掲載しました。
最初は「大学に『儀式学』の講座を開設する」「冠婚葬祭博物館をつくる」などの志を示しましたが、中には「アントニオ猪木さんに会ってビンタしてもらう」「矢沢永吉さんとホテルのBARで飲む」、さらには「カラオケで日本一になる」などの極私的わがままが展開されています。



じつは、ゲラの段階では「インドに行って聖なるガンジス河を眺める」というものがあったのですが、これは先日のインド訪問で実現したので、わたしの夢はあと49になりました。すでに実現したことはリストから外さなければなりません。わたしは代わりに「四国八十八ヶ所を自分の足で歩く」をリストに加えました。さて、わが50の夢はいくつ叶うでしょうか。


サンデー毎日」4月24日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年4月12日 佐久間庸和