月見会

30日の夜、「月の織姫」こと築城則子先生の工房で「月見会」が開かれました。
昨夜はかなり激しく雨が降ったので、天候が心配されましたが、雨は上がりました。
「月ノリ子」と名乗るほど月が大好きな築城先生が開く月見会は、最高に風流です。
まさに、宴そのものがアートであるとさえ思います。これまで毎回参加させていただいていますが、ホスピタリティ・サービス業に関わる者として大変勉強になります。


築城則子先生の工房を望む

築城先生の工房前で



わたしはシャンパンと葡萄を抱えて八幡の猪倉にある工房をお邪魔しました。
すると、すでに宴席の準備が整っており、後は宴を待つばかりでした。
最初の前菜のお皿はいつものように満月をイメージした丸いものづくし。
わたしは、その美しさに目を奪われました。さすがです!
もちろん、縁側にはススキと団子も飾られていました。


満月をイメージしたプレート



猪倉の工房では不定期に月見会が開催され、「北九州のヤクザな文化人の会」という秘密結社(笑)のメンバーが参加します。このわたしも、秘密結社の構成員の一員なのです。
ちなみに、この結社の大幹部は(株)岡野バルブ製造の岡野正敏会長、森川産業(株)の森川満社長のお2人で、「ダンディ・ミドル」こと(株)ゼンリンプリンテックスの大迫益男会長が中幹部、そして不肖わたしが小幹部となっております。今回も、北九州を代表する重要人物の方々が月見会に参加され、美味しいお酒とお料理を堪能されました。上田早苗・NHK北九州放送局長も初登板でした。


京都から取り寄せた「満月」の饅頭



また、この宴では京都の「満月」という最高に美味な饅頭が出されます。
まるで満月そのものを食べているみたいで素敵なお菓子です。
饅頭の包み紙には「満」というシールが貼られています。
森川社長は自身のお名前が「満」であることから、この「満月」をこよなく愛しておられるとのこと。


築城先生特製のカレー

結局、月は出ませんでした・・・・・・



雨を心配していましたが、やはり満月は上りませんでした。
ずっと月見会に参加してきて、初めての「月なき月見」でしたが、わたしたちは大いに盛り上がりました。IT社会ですが、こうやって実際に人と人とが会う機会は大切ですね。
ITが進歩するばかりでは、人間の心は悲鳴をあげて狂ってしまいます。
やはり、人が集う機会がたくさんある社会でなければなりません。
今夜も、有意義かつ楽しいひと時を過ごすことができました。
築城先生、今年も素敵な時間を本当にありがとうございました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年8月30日 佐久間庸和