旅の思い出(1)

わたしは、「庸軒」の雅号で道歌を詠んできました。
これまで詠んだ道歌は、一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」内の「庸軒歌集」に集められています。しかしながら数が多くなったため、当ブログの新コーナーとして、ジャンル別に紹介しています。今回は、「旅の思い出」を詠んだ9首を紹介いたします。
( )の数字は、「庸軒歌集」の通し番号です。


ローマのコロッセオにて



(096)ローマでカエサル像をながめながら


いと暑きローマの都歩きつつ 
  胸に抱くは地球の平和(パックス・ガイア)

(097)ローマに捧ぐ歌


永遠の都来るたび思ふのは 
   映画みたいにベスパ乗りたし

(098)サン・ピエトロ寺院にて


バチカンは油断大敵 スリ多し 
   聖なる教え スリに届かず

(099)システィナ礼拝堂にて


システィナのミケランジェロの描きたる 
       イエスの姿レスラーのよう

(100)カプリ島・青の洞窟に入れずに帰る歌


波高く 青の洞窟 一目見る
    願ひかなはず カプリを去りぬ

(101)ルーブル美術館にて


背が足らず見えぬと泣く子導きて 
    すぐ目の前で笑ふモナリザ

(102)ヴェルサイユ宮殿にて


目もくらむ鏡の廊下 通り抜け
     太陽王の夢を偲ばん

(103)オペラ座にて


オペラ座の前の広場に群れをなす 
   鳩の鳴き声 アリアに聞こゆ

(104)モン・サン・ミッシェルを遠くからながめて


天空の城に似たるは かの遺産 
   モンサンミシェルまるで蜃気楼


ヴェルサイユ宮殿を背景に



なお、わたしが「庸軒」として詠んだ道歌は、ブログ『庸軒歌集』ブログ『庸軒いろは歌』で紹介したブックレットにも掲載されています。さらには、『ハートフル・カンパニー』『ホスピタリティ・カンパニー』(ともに三五館)および『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)でも紹介しています。「天下布礼」にとって、道歌は大きな力を秘めていると思っています。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年12月2日 佐久間庸和