同窓会でタイムトリップを!

6日から富山に来ています。
ブログ「青木新門氏にお会いしました」で紹介したように、6日夜、『納棺夫日記』などで有名な作家の青木新門氏と会食し、葬儀について意見交換させていただきました。7日は、わたしが会長を務める全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の第58回定時総会が開催されます。
ところで、「サンデー毎日」2016年6月19日号が出ました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第34回目のタイトルは「同窓会でタイムトリップを!」です。


サンデー毎日」6月19日号



先日、わが母校である小倉高校の同窓会総会が開催されました。
会場はいつものように同校の体育館でした。昨年は海外出張で参加できませんでしたので、2年ぶりの参加となります。体育館に足を踏み入れると、1000人近くの同窓生の熱気に圧倒されました。卒業期の席に着くと、なつかしい顔が揃っていました。



同級生たちと昔の思い出話をしたり、近況を報告し合ったりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。いつも思うのは、高校の同級生ほど気の合う存在はないということ。なぜなら、出身地が同じ、年齢が同じ、加えて学力もしくは�Qが同じくらい(?)ということで、三拍子が揃っているからではないかと思います。



特に、今年は同級生であるNHK北九州放送局長の上田早苗さんが初参加し、大いに盛り上がりました。彼女のアナウンスで「お楽しみ抽選会」も行われましたが、久々に聞いた上田アナの声は耳に心地良く、「さすがはNHKの元看板アナだな!」と思いました。
当日は先輩や後輩、そして同級生たちが一堂に集まりました。



職業もさまざまで、会社の経営者もいれば、お医者さんも弁護士さんもいます。お坊さんや芸術家の先生だっています。日頃からお世話になっている顔見知りの方にばったり会って、母校が同じだと初めて知ることもしばしばです。母校を同じくする方々とお話ししていると、「ああ、良いご縁に恵まれたなあ」としみじみ思います。



同窓会総会の最後は、校歌を全員で合唱します。校歌を歌うと全員の心が1つになったようで、いつも胸が熱くなります。中には、涙を流している大先輩もおられます。
母校の校歌を歌うとき、わたしは「学縁」というものを強く感じてしまいます。



そういえば、わたしが当番幹事長を務めた20年前の同窓会総会のテーマは「縁」でした。
同窓会に行くと、心は高校時代に戻って、あの頃の夢まで思い出します。
そう、わたしにとっての同窓会とは、年に一度のタイムトリップなのです。


サンデー毎日」6月19日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年6月7日 佐久間庸和