「CORI」創刊


花まつり」の日、新しく創刊された季刊誌「CORI」が届きました。誌名の由来は、発行元である冠婚葬祭総合研究所(Ceremonial Occasions Research Institute,Inc.)の英語表記だとか。「冠婚葬祭の未来を見つめる」メディアの誕生です。


「CORI」創刊号の表紙



「CORI」は、冠婚葬祭や儀礼文化に関する内外の動向、互助会の事業・社会活動の紹介をはじめ、研究者・専門家の意見、冠婚葬祭総合研究所の調査研究成果などで構成しています。冒頭には株式会社冠婚葬祭総合研究所の寺坂信昭社長の以下の御挨拶があります。
「冠婚葬祭や儀礼は、人類の歴史において、古来、連綿としてとり行われ、地域社会や国、民族の生活や文化をつくり出してきたものです。それは、人と人とのつながりという人々の生活基盤の一翼を担うものです。一方日本社会においては、少子高齢化という人口・世帯変化、儀礼への国民意識の変化など、冠婚葬祭互助会事業を取り巻く経営環境が大きく変化しています。『CORI』は、当研究所から皆様方への情報発信の試みの1つとして企画したものです。今後、内容の充実に努めつつ継続的に取り組んでまいります。少しでも、各位のお役に立つことになれば幸いでございます。どうぞご愛読をよろしくお願い申し上げます」
また、巻頭には、経済産業省商取引監督課の坂本里和課長と互助会保証株式会社の藤島安之社長による対談「冠婚葬祭総合研究所への期待――業界全体に役立つ情報発信――」が掲載されています。


「客員研究員のご紹介」のページ



ブログ「冠婚葬祭研究所設立披露パーティー」でも紹介したように、わたしは同研究所の客員研究員を務めています。「CORI」創刊号には「客員研究員のご紹介」として、國學院大學神道文化学部教授・副学長である石井研士先生に続き、わたしが一条真也として紹介されています。わたしは「冠婚葬祭必要論の理論武装をする」として、以下のように述べました。
「わたしは冠婚葬祭互助会を経営しています。経営理念は『人間尊重』ですが、これを一語で表現すると『礼』になると思います。その礼の精神を広く世の中に広める活動を『天下布礼』と呼んでいます。これまで、わたしは約80冊の本を書いてきましたが、『決定版 冠婚葬祭入門』(実業之日本社)、『葬式は必要!』(双葉新書)といった冠婚葬祭・儀式をテーマにした本も多く、終戦70年の大きな節目を迎えた昨年は、『唯葬論』(三五館)、『永遠葬』(現代書林)などを上梓しました。また、『朝日新聞』『日経電子版』『産経デジタル』『サンデー毎日』といったメディアに冠婚葬祭の重要性を説くコラムを連載し、日々、全国に向けて情報発信しています。そのほか、大学の客員教授として教壇に立ったり、さまざまな講演をさせていただいたり、『グリーフケア』や『隣人祭り』の普及に努めています。すべては『天下布礼』の一環であると思っています。冠婚葬祭総合研究所の客員研究員として、わたしは『冠婚葬祭必要論』の理論武装をはじめ、儀式文化のイノベーション、互助会システムの海外への導入などを研究したいと思っております。実際に冠婚葬祭互助会を経営している強みを生かしていく所存です。どうぞ、よろしくお願いいたします」



なお、創刊2号となる2016年夏号には、株式会社サンレー社長の佐久間庸和としてインタビュー記事が掲載される予定です。「地域に根ざす互助会」のコーナーですが、取材テーマは「地域コミュニティの形成・活性化に対する互助会の役割について」(隣人祭りを通した地域コミュニティとの関わりをメインに)ということになっています。
インタビュー取材は今月15日に互助会保証の会議室で行われます。
これからの互助会のあるべき姿を大いに語るつもりですので、どうぞお楽しみに!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年4月9日 佐久間庸和