オペラと「送別の歌」

25日は朝から公益社団法人北九州市観光協会の理事会が開催されました。
わたしは同協会の理事を務めていますので、理事会に参加しました。
それから、わたしはリーガロイヤルホテル小倉に向かいました。
小倉ロータリークラブの例会に参加するためです。


本日の例会のようす



先週の例会は欠席しました。同日同時刻にブログ「ともいき俱楽部講演」で紹介した講演会が開催され、わたしが講師を務めたからです。今日、クラブの週報を見てみると、2016〜2017年度の委員会編成が掲載されており、わたしが次年度のクラブ会報(雑誌/広報/クラブ記録)委員長になることになっていました。出張が多いので不安もありますが、頑張ります! 今日の例会でも、わたしはクラブ会報委員として写真撮影を担当しました。



今日は、新しい会員が入会されました。日本中央競馬会小倉競馬場の場長である成沢会員です。ちょうど、わたしの真向かいの席に座られたので、いろいろとお話をさせていただきました。小倉に赴任されるのは二度目だそうですが、今回は場長という責任ある立場での単身赴任です。成沢場長は新入会の挨拶をされ、その後、「酒飲む人」こと二村会員がスピーチをしてから記念品を渡しました。二村会員のスピーチは成沢新会員とはまったく関係のない昼食のアサリ飯についての話題で、会場は爆笑でした。その後は、合馬委員長による出席報告でしたが、これまた出席報告と関係ないプロ野球の話題で盛り上がり、会場は再び爆笑でした。二村会員と合馬会員のお二人にはいつも癒されます。


「ある晴れた日に」を歌う白川さん



本日の卓話者は、NPO法人 北九州シティオペラの理事であり、ご自身もオペラ歌手である白川深雪さんでした。テーマは「世界レベルが北九州に!」です。とても美しい方なのですが、どこかでお会いしたことがあるような気がしました。
よく考えてみると、ブログ「佐久間会長傘寿を祝う会&サンレー50周年キックオフパーティー」で紹介したイベントで、佐久間会長のお祝いのために駆けつけ、オペラ「椿姫」より「乾杯の歌」を声高らかに歌ってくれた方でした。すぐに思い出せず、大変失礼しました!


拍手喝采



白川さんの卓話はユーモアも満点で、とても興味深かったです。ソプラノ歌手である白川さんですが、お話しされるときの声は低音でした。最後はオペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」を歌って下さいましたが、さすが二度も本場イタリアに招聘されただけあって、その歌声は素晴らしかったです。ロータリアンたちもウットリと聴き惚れ、歌い終わったときは盛大な拍手が起きました。今度は、劇場の本格的なオペラで白川さんのソプラノを聴きたいです!


マイル君、長い間お疲れさま!



例会の最後は、退会の挨拶でした。九電工執行役員北九州支店長である外掘会員が転勤で退会されることになり、挨拶をされました。外掘会員、お世話になりました。いつまでも、お元気で。また、ブログ「盲導犬マイル君」で紹介したマイル君が今日が最後の例会ということで、みなさんとお別れしました。この後、マイル君は神奈川でゆっくり暮らすそうです。
マイル君、長い間お疲れさま! 神奈川でも元気でね!



週報を見ると、日本生命・北九州支店長の田中会員、みずほ銀行・北九州支店長の中島会員も退会され、先週の例会で挨拶をされたことを知りました。お二人ともわたしと同年齢で、大変親しくさせていただいていました。とても寂しいです。


みんなで「送別の歌」を歌いました♪



わたしたちは、みんなで「送別の歌」を歌いました。
大手企業の支店長さんが多い小倉クラブでは、転勤による退会が多いです。
そのため、このような歌で送り出す伝統があるのでしょう。
「送別の歌」の歌詞は以下の通りです。

ながき年月 睦みたる
友の別れを 惜しむなり
君よ また会うよき日まで
健やかなれや いざさらば


「送別の歌」の歌詞が心に沁みます



「送別の歌」の最後は、「健やかなれよ、いざ、さらば」というフレーズを繰り返しました。わたしは「仰げば尊し」の最後でも「いざ、さらば」と歌うことを思い出しながら、センチメンタルな気分になりました。このような「送る文化」のあるクラブというのは素晴らしいと思いました。
わたしは、ロータリークラブとは「人間道場」であると思っています。
そして、人間関係の真髄とは別れ際にあるからです。
「一期一会」の心で、御縁を大切にしたいものです。
みなさん、お世話になりました。どうか、小倉を忘れないで下さいね。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年3月25日 佐久間庸和