石井研士先生の来訪

早いもので、今日から2月です。1日は朝からサンレー本社で総合朝礼、本部会議が続いて開催されました。総合朝礼では、わたしは社長訓示として「ゲスの極みにならないために、きちんと冠婚葬祭をしよう!」という話をし、最後に「人の道外るることは動かざる 下衆の極みにならぬためにも」という歌を詠みました。


佐久間会長と石井先生



本部会議の終了後、わたしは松柏園ホテルへと急ぎました。
この日、東京から國學院大學の副学長である石井研士先生がお見えになられたのです。石井先生は神道研究を中心とする、日本を代表する宗教学者です。わたしが副座長を務める「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」では大変お世話になっており、ともに冠婚葬祭総合研究所の客員研究員も務めさせていただいています。石井先生は國學院の卒業生でもあるサンレーグループ佐久間進会長に会いに来られたのでした。



というのも、石井先生は現在、「冠婚葬祭産業の中長期展望検討委員会」の座長を務めておられます。その研究活動の一環として、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の初代会長である佐久間会長へのインタビューが行われることになったのです。テーマは「昭和40年代後半から50年代にかけての結婚式普及の背景」「結婚式場が伸びた要因について」などでした。「冠婚葬祭産業の中長期展望検討委員会」のメンバーである全互協の佐久間康弘政策統括室長も一緒でした。


わたしと佐久間室長も加わって記念撮影しました



佐久間会長とわたしは、松柏園の貴賓室で石井先生をお迎えしました。
当社の冠婚施設を見学していただいた後、石井先生による佐久間会長のインタビューが行われました。國學院大學出身の佐久間会長は、國學院において日本民俗学が誕生した昭和10年にこの世に生を受けています。また、佐久間会長は亥年なのですが、ともに國學院の教授を務めた日本民俗学の二大巨人・柳田國男折口信夫も一回り離れた亥年でした。佐久間会長が國學院で日本民俗学を学び、そのまさに中心テーマである「冠婚葬祭」を生業としたことに運命的なものを感じてしまいます。そのような御縁を感じたのか、会長も感無量の様子でインタビューに答えていました。わが国における儀式研究の第一人者である石井先生にお越しいただいたことは、わが社にとっても誠に光栄な出来事でした。



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2016年2月1日 佐久間庸和