全互連西日本ブロック会議

28日、わたしは小倉から大分県の中津に向かいました。
1月7日以来の中津ですが、今日はわが社の結婚式場「ヴィラルーチェ」で、全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の西日本ブロック会議が開催されるのです。あいにくの雨ですが・・・。


中津駅前にて

ヴィラルーチェ中津駅のすぐ隣りです
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ヴィラルーチェの入口で

ヴィラルーチェにて



全互連は、冠婚葬祭互助会の保守本流です。冠婚葬祭互助会とは、その名通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。そして、横須賀から名古屋へ、さらには静岡へと、全国に広まっていきました。いわゆる「平安閣グループ」と言われている互助会集団が全互連なのです。


全互連西日本ブロック会議が開催されました

西日本ブロック会議のようす



会議は14時から開始され、担当互助会のサンレーの玉中部長が司会を務めました。議事は西日本ブロック長である(株)ヤクシンプラスの薬眞寺社長によって進行されました。冒頭、わたしが会長挨拶をしました。わたしは「全互連は冠婚葬祭互助会の保守本流です。儀式は「人の道」です。日本人がゲスの極みにならないために、きちんと冠婚葬祭をするお手伝いに努めましょう!」と述べました。



その後、薬眞寺ブロック長が挨拶されましたが、中津出身の前野良沢の偉業に触れられ、「医は仁術なり」という言葉を述べられました。その「仁」という言葉に反応したわたしは、ブロック長挨拶の後で再びマイクを取り、以下のような話をさせていただきました。
今年は申年ですが、猿といえば日光東照宮の三猿が有名ですね。
「みざる・きかざる・いわざる」の出典は、じつは『論語』です。
本来は「うごかざる」が加わり「四猿」です。
論語』の顔淵篇 には弟子の顔淵が孔子に「仁とは何か」を問う場面があります。孔子は「己に打ち勝ち、礼の原点に立ち戻ることが仁である。一日己を律して礼に立ち戻れば、世の中が仁の心に立ち戻るだろう」と答えました。顔淵が「その要点を教えてください」と尋ねると、孔子は「礼にはずれたことは見ず、礼にはずれたことは聞かず、礼にはずれたことは言わない、礼にはずれたことはしないことだ」と教えました。「礼にはずれたこと」とは儀式をおろそかにすることです。そう、今年は礼の年、冠婚葬祭の年なのです。
そのように述べると、大きな拍手を頂戴して恐縮しました。


懇親会のようす

冒頭、挨拶をしました



ブロック会議は3時間にわたって活発な意見が飛び交い、大いに盛り上がりました。その後は懇親会が開催されました。ユウベルの上田社長による乾杯の音頭で、宴が始まりました。仲間のみなさんとお酒を飲みながら、和気あいあいとした楽しい懇親会となりました。


カクテルショーが行われました

これぞ神業!

FANTASTIC!



その後、余興でカクテルショーが行われ、ハウステンボスなどで活躍する世界チャンピオンが登場し、神業を見せてくれました。まるで魔法のようなパフォーマンスに参加者一同、魅了されていました。最後は、「あらっちょ」こと有明冠婚葬祭互助会の荒木社長が飛び入り参加。大量のカラフルなカクテルを作りました。ザッツ・エンターテインメント!


バンザ〜イ!



最後は、平安閣互助会の田中社長による中締めでお開きとなりました。
田中社長は、福沢諭吉の甥で中津出身の偉人である増田宗太郎の話をして下さいました。
薬眞寺ブロック長の前野良沢の話といい、今日は本当に勉強になりました。
わたしにとって、この懇親会が今年最後の新年会でした。



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2016年1月28日 佐久間庸和