全互連研修会

東京に来ています。
昨日は、ブログ「メモワールグループ前代表お別れの会」で紹介したように、横浜で同業の大先輩のお別れの会に参列しました。その後、東京に戻って、神谷町にある互助会保証株式会社で監査役会、取締役会に参加。その後は、ブログ「フラワーマーケッター」で紹介したように大学時代の親友である青山フラワーマーケットの井上英明社長と飲みました。


ホテルの部屋から富士山が見えました



井上社長との痛飲で今朝は二日酔い気味でしたが、ホテルの客室の窓から富士山がよく見えたので、嬉しくなりました。わたしは富士山を見ると、とても元気になるのです。
午前中からは「出版寅さん」こと内海準二さんと打ち合わせ。さまざまな企画の提案がありましたが、「この人は別の内海さんではないか」と思うほど、素晴らしいアイデアに満ちた画期的な企画ばかりでした。名参謀がアップグレードしたようなので、一条本はますます数を増やすことでしょう。



内海さんとそのままランチ・ミーティングをした後、わたしは四ツ谷駅から総武線に乗って亀戸まで行きました。亀戸にある結婚式場「アンフェリシオン」で全互連の平成27年度「第二回部門別研修会」が行われるのです。亀戸駅から歩いてアンフェリシオンに向かっていると、ガード下に2つの黒い人影を発見しました。わたしのほうをじっと見ているので、「誰かな」と思ったら、1人はアンフェリシオンを経営する(株)日冠の小泉社長でした。そして、もう1人はなんと先日のバリ島研修でご一緒した永井さんでした。お2人は、わざわざわたしを迎えるためにガード下で待って下さっていたのです。永井さんは日冠の総務部長さんですが、わたしは「王様」というニックネームをつけています。バリ島の寺院で腰巻をつけた姿に「王様」のような威厳を感じたからです。わたしたちは固い握手を交わして、再会を喜び合いました。


全国から精鋭が集結

冒頭に会長として挨拶しました




アンフェリシオンに到着すると、全国の互助会から多くの精鋭が集っていました。
研修委員の菊地隼あいあーる社長による「開会宣言」で研修会が開始されました。
冒頭、わたしは会長として以下のような挨拶をしました。
「みなさん、こんにちは。全互連会長の佐久間でございます。今日はお忙しい中を全国から多くの方々にご参加いただき、まことにありがとうございます。今日は葬儀についての研修会ですが、全互連の加盟互助会は日々、多くのお葬儀のお世話を日本中で行っております。前回の研修会の挨拶でも言ったかと思いますが、葬儀には『初期設定』と『アップデート』が求められます。初期設定とは、故人をしっかりお送りすること、儀式文化を守ることなどですが、アップデートとは遺族の心のケアをする、いわゆるグリーフケアをはじめとした、さまざまな心配りではないかと思います」


研修会の意義についお話しました

「初期設定」と「アップデート」について語りました



そこで、わたしは以下のようにも述べました。
「アップデートといえば、一昨日、Windows10というものをうっかりアップグレードしてしまって大変な目に遭いました。なんでもアップデートすればいいものではないと痛感しましたが、今日これからみなさんが学ばれることは必要なアップデートです。今日は『新しい葬儀の時代に備えて 今しかできないこと〜会葬者の満足を探る〜』というテーマです。その道の第一人者の先生をお招きしていますので、どうぞしっかり吸収されていって下さい。そして、家族葬直葬、0葬などではない本当のアップデートを各地で行って下さい」



その後、全互連の鈴木研修委員長(セレモニア社長)が研修会の内容、この日の流れなどについて説明してくれました。そして、まずはサービス・ビジネス・コンサルタントの安東徳子氏による講演がスタートしました。
安東氏は(株)エスプレシーボ・コムの代表取締役、学校法人中村学園 アイエステティック専門学校の学校長、一般社団法人リンパセラピー副理事を務められています。
安東氏はもともと結婚式のピアノ演奏から冠婚葬祭業界に入られたそうです。1万人の企業研修、6万組のウエディングカップルのリアルデータから開発したコミュニケーション論である「ECメソッド」をもとに、冠婚葬祭業界を中心として、数多くのサービス業界の人材教育、コンサルテーション事業を行っています。


安東氏の講演のようす



また安東氏は現役学生の指導にも携わり、現在までに5000人以上の学生をホスピタリティー業界に輩出しています。葬儀業を施行請負から遺族サポートへと定義づけし、負の感情を持った顧客に接するグリーフサポート理論をベースに新しい時代のフューネラルビジネスのあるべき姿を提唱しています。
参加者はみんな安東氏の講演を熱心に聴いていました。
講演後はグループに分かれて討論、最後は情報交換会も行われました。
このように学習意欲の高い方々が揃っていれば、全互連は無敵です!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年11月27日 佐久間庸和