外洋ヨットレース

26日の夕方、北陸出張から北九州に戻りました。小松空港からプロペラ機で福岡空港に飛んだのですが、狭い機内で身を縮めながら、わたしは「北陸新幹線はえらい違いだなあ」と思いました。翌27日は朝から北九州市観光協会の理事会に出席しました。場所は、小倉の堺町にあるパークサイドビルの会議室です。理事会終了後、わたしはリーガロイヤルホテル小倉に向かい、小倉ロータリークラブの例会に参加しました。


卓話は「世界の外洋ヨットレース」でした



今日の卓話は「世界の外洋ヨットレース」というテーマで、卓話者は(株)シーガルの代表取締役である高木保氏でした。ロサンゼルス・オリンピックのヨット日本代表選手だったそうです。現在は会社を経営されながら、プロのヨットマンとして活躍されているそうです。「マイ・ローヤー」こと辰巳先生のご紹介です。ちなみに、辰巳先生もヨットマンです。


興味深いエピソードが満載でした



高木氏は、世界の外洋ヨットレースの概要をはじめ、自己紹介、シドニーホバートレース、トランスパックレース、国内のレースなどについて落ち着いた語り口で説明して下さいました。ヨット仲間である石原慎太郎氏と交わした会話や2回もジンベエザメと激突した恐怖体験など、興味深いエピソードが満載でした。


シドニーホバートレースについて説明

ヨットの世界には憧れます



途中、3分間ほどの動画も流され、わたしたちはヨットに乗っているような疑似体験をしました。海洋葬以外には海にはまったく縁のない(苦笑)わたしですが、ヨットに乗って大海原を航海することには憧れがあります。
いつか、辰巳先生のヨットに乗せていただきたいと思います。



卓話の後は、退会セレモニーが行われました。このたび、西部ガス(株)取締役常務執行役員北九州支店長の平島会員と、みずほ証券(株)北九州支店長の増田会員が小倉ロータリークラブを退会されることになったのです。
例会開始前に、わたしは、お二人に「お元気で」と挨拶しました。平島会員は「日経電子版の連載を楽しみに読ませていただきます」と言って下さいました。また、わたしと同年齢で同じ会報委員会に所属していた増田会員とも別れを惜しみました。平島会員は本社の専務に、増田会員は東京の兜町支店長にご栄転されるそうです。小倉クラブのお仲間が偉くなられるのは本当に嬉しいことです。お二人とも、おめでとうございます!


みんなで「送別の歌」を歌いました



お二人の心のこもった別れの挨拶の後、「送別の歌」をみんなで歌いました。
大手企業の支店長さんが多い小倉クラブでは、転勤による退会が多いです。
そのため、このような歌で送り出す伝統があるのでしょう。
「送別の歌」の歌詞は以下の通りです。



ながき年月 睦みたる
友の別れを 惜しむなり
君よ また会うよき日まで
健やかなれや いざさらば



「送別の歌」の最後は、「健やかなれや、いざさらば」というフレーズを繰り返しました。
わたしは「仰げば尊し」の最後でも「いざさらば」と歌うことを思い出しました。
このような「送る文化」のあるクラブというのは素晴らしいと思いました。
わたしは、ロータリークラブとは「人間道場」であると思っています。
そして、人間関係の真髄とは別れ際にあるからです。
「一期一会」の心で、御縁を大切にしたいものです。
平島さん、増田さん、いつまでもお元気で!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年3月27日 佐久間庸和