2015年の展望

ブログ「御用納め」に書いたように、29日の午後にサンレー本社で年越しの大祓式を行い、無事に御用納めを済ませました。いよいよ年の瀬も押し迫ってきたと実感しています。
退社前に社長室に寄ると、「ふくおか経済」の2015年1月号が届いていました。


「ふくおか経済」2015年1月号



「2015展望ふくおか」のコーナーで、今年もわたしが登場させていただきました。
松柏園ホテル “スーパー・リニューアル”へ 」「『エンジェル・ウェディング』など新プランも」の見出しで、以下のようなインタビュー記事が掲載されています。



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――昨年を振り返って。
佐久間 1年を通して葬祭会館「紫雲閣」を北九州、北陸、宮崎に計5カ所オープンしました。また、厚労省認定の1級葬祭ディレクター取得者が12人増の227人になり、遺族のグリーフケアに対応する社員育成のための上級心理カウンセラー資格者も6人増の46人になりました。一企業でこれだけの資格者がいるのは国内でもトップ級だと思います。加えて7月から地域の高齢者へ手作り弁当を届ける「宅食事業」も開始し、大変好評を得ています。松柏園ホテルの料理長が監修した美味しいお弁当を割安で提供していることが受け入れられたようです。今後3年以内に北九州全域でお配りしたいですね。



――ご自身は業界団体「全互連」の会長にも就任されました。
佐久間 一番大きな出来事でした。業界全体で有縁社会を取り戻すために全力を尽くします。
――今年の展開は。
佐久間 早々にも行橋、大分・中津、沖縄・豊城の3カ所に紫雲閣を新設します。また、12年に介護事業に参入して開設した飯塚市の有料老人ホーム「隣人館」において、ずいぶんとノウハウが蓄積してきたので、さらに新規オープンできればいいですね。



――松柏園ホテルの改装も計画されているとか。
佐久間 当社は16年11月で創業50周年を迎えます。既にそのためのカウントダウンに入っていて、松柏園ホテルを“スーパー・リニューアル”する予定です。現在、本館と別館がありますが、まず別館をニューヨークスタイルのアーバンリゾート風に建替え、その後、本館を和のテイストを残した新しいものにします。この工事にいよいよ今年から取り掛かります。
同時に、最近は経済的理由や授かり婚、身内の食事会に移行するなどで挙式・披露宴を敬遠するカップルもいるようですが、我々はそういった方々のニーズにも応えられるよう、新しく「エンジェル・ウエディング」や「ハイブリッド・セレモニー」といった新パッケージを提案していきます。「エンジェル・ウエディング」は赤ちゃんと共に夫婦が式を挙げるプランで、「ハイブリッド・セレモニー」はお子さんが生まれた後に、お子さんの祝い事を夫婦の挙式と合体させるものです。ハイブリッド・セレモニーは挙式プランとして体系化された例はないので、業界に新たな風を吹かせたいですね。



――佐久間社長は全互連会長でもありますから、新たなイノベーションとして同業の皆さんに広がりそうですね。
佐久間 はい。少子化による市場縮小や「ナシ婚」といった風潮を打破したいですね。
結婚式にしても葬儀にしてもそうですが、儀式というのは、人間にとって最も大切な営みなんです。私には作家・一条真也としての著書がありますが、この年末から来春にかけて『永遠の知的生活』『超訳 空海の言葉』『決定版おもてなし入門』『永遠葬』『儀式論』といった著作を上梓する予定で、その中で儀式や互助の精神の大切さを訴えています。将来的にはそれらをわかりやすくした児童書も手掛けたいですね。このような情報発信を通じて、日本人の心のインフラづくりをお手伝いできればと思っています。



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インタビュー記事の内容は以上ですが、これからもわかるように2015年のサンレーも「挑戦の連続」となります。ブログ「創業守礼と天下布礼」にも書いたように、わが社の初期設定が「創業守礼」ならば、アップデートは「天下布礼」でしょう。2015年を大きな飛躍の年として、わが社は果敢に挑戦していきたいと思います。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年12月30日 佐久間庸和