月見会


18日の夜、「月の織姫」こと築城則子先生の工房で「月見会」が開かれました。
「月ノリ子」と名乗るほど月が大好きな築城先生が開く月見会は、最高に風流です。
まさに、宴そのものがアートであるとさえ思います。これまで毎回参加させていただいていますが、ホスピタリティ・サービス業に関わる者として大変勉強になります。


満月をィメージした前菜プレート

月見の支度も万全です



雨のそぼ降る中、八幡の猪倉にある工房にお邪魔しました。
すると、すでに宴席の準備が整っており、後は宴を待つばかりでした。
最初の前菜のお皿はいつものように満月をイメージした丸いものづくし。
わたしは、その美しさに目を奪われました。さすがです!
もちろん、縁側にはススキと団子も飾られていました。



猪倉の工房では不定期に月見会が開催され、「北九州のヤクザな文化人の会」という秘密結社(笑)のメンバーが参加します。このわたしも、秘密結社の構成員の一員なのです。
ちなみに、この結社の大幹部は(株)岡野バルブ製造の岡野正敏会長、森川産業(株)の森川満社長のお2人で、「ダンディ・ミドル」こと(株)ゼンリンプリンテックスの大迫益男会長が中幹部、そして不肖わたしが小幹部となっております。今回も、北九州を代表する重要人物の方々が月見会に参加され、美味しいお酒とお料理を堪能されました。
わたしも、大迫会長が持ってきて下さったシャンパンをたくさん飲ませていただきました。
たぶん1人でボトル2本ぐらいは飲んだでしょうか、ほろ酔いになりました。


京都から取り寄せた「満月」の饅頭



また、この宴では京都の「満月」という最高に美味な饅頭が出されます。
まるで満月そのものを食べているみたいで素敵なお菓子です。
饅頭の包み紙には「満」というシールが貼られています。
森川社長は自身のお名前が「満」であることから、この「満月」をこよなく愛しておられるとのこと。それにしても、満月を見ながら満月を食べるとは、なんという贅沢!


見事な満月が上りました

わたしも記念撮影に加わりました



今夜は雨が降ったので、天気が心配でしたが、なんとか晴れてきて猪倉の上空に神秘的な満月が昇りました。夜も更けてくると月も上へと移動します。余計な照明のない猪倉の山の稜線が黒いシルエットとなり、満月を中心にシャガールの絵画みたいに幻想的な「青い夜」を浮かび上がらせました。この上ない絶景に、参加者の方々も大喜びでした。


ギターを弾く築城健義先生



今夜は、築城内科医院院長の築城健義先生とNHK北九州放送局の村益健太局長がギターも演奏して下さいました。築城先生のウクレレは月見会の恒例ですが、今夜はギターにグレードアップです。わたしは、村益局長のギターに合わせて歌うことになりました。
じつは先日、小倉ロータリークラブの例会に行った際、村益局長が「佐久間さんに折り入ってお願いがあるのですが・・・」と声をかけてこられました。NHK局長からの思わぬアプローチに、わたしは「もしかして、紅白歌合戦の審査員になってほしいとの依頼では?」という考えが脳裏に浮かんで身構えましたが、実際はまったく違う話でした。(苦笑)
なんと、12月12日(木)に行われる小倉クラブの「年忘れ・年末家族夜間例会」において、村益局長が自慢のギターを披露されるので、ぜひわたしにボーカルを務めてほしいとの依頼でした。その曲は、桑田佳祐の「祭りのあと」でした。以前、わたしが新会員歓迎会の二次会でカラオケで歌っているのを聴かれ、「この人となら、やれるかも」と思われたとのこと。


築城先生のギターで「真夏の果実」を歌う♪



村益局長のお誘いを、わたしは「望むところです!」と快諾しました。NHK局長のギターを伴奏に歌えるなんて得難い機会ですし、ここで満足のゆくパフォーマンスができれば、将来の紅白出演にもつながるかもしれません。いや、やっぱり、つながらないか?(笑)
ということで、今日は村益局長のギターに合わせてサザンの「涙のキッス」を歌いました♪
みなさんがゲラゲラ笑うので不審に思い、「何がおかしいんですか!」と言うと、わたしの歌う表情が可笑しかったとのこと。もう、ほっといてくれよ!(苦笑)
その後、築城建義先生からもオファーがかかり、先生の演奏で「真夏の果実」を歌いました♪



ところで、昨年の「月見会」では大事件が発生しました
「せっちん詰め事件」として後世にまで語り継がれるであろうアクシデントでしたが(笑)、今年は何事もなく平和に宴が終わり、みなさん、それぞれ帰宅されました。
わたしは、シャンパン・ワイン・日本酒をしこたま飲んで、けっこう酔いました。
こんなわたしですが、明日から東京・静岡に出張に出ます。


宴の後というのは、なんとなく寂しいものです。
わたしは、楠瀬誠志郎の「PARTY’S OVER」を思い浮かべました。
IT社会ですが、こうやって実際に人と人とが会う機会は大切ですね。
ITが進歩するばかりでは、人間の心は悲鳴をあげて狂ってしまいます。
やはり、人が集う機会がたくさんある社会でなければなりません。
今夜も、有意義かつ楽しいひと時を過ごすことができました。
築城先生、今年も素敵な時間を本当にありがとうございました。



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2013年11月19日 佐久間庸和