九州ブロック総会

中国から帰国して3日目、まだ咳が出て、体調が万全ではありません。
26日の朝、九州は雨でした。一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助会協会(全互協)の第98回九州ブロック総会に参加するため、雨の中を博多へ向かいました。
会場の結婚式場「RITZ5」には正午前に到着。12時から、昼食を取りながら九州ブロックの拡大理事会を開催しました。前回から、わたしは6年ぶりにブロック長を拝命しています。事務局長はわが社の松田哲男取締役です。


会場の「RITZ5」

第98回九州ブロック総会の看板

第98回九州ブロック総会のようす



続いて、13時半からは九州ブロック総会を開催しました。メモリード、セルモ、ラック、日本フェニックス、サニーライフ、ユウベルをはじめとする九州の有力互助会のオーナーや社員の方々が一堂に会しました。もちろん、わが社、サンレーも多数で参加しました。
冒頭、熊本に本社を置くセルモの安田会長が「開会宣言」を行いました。
思えば、前々回の九州ブロック総会は昨年年の4月13日に開催されました。
そこで災害支援機構システムについても話し合われたのですが、皮肉にもその翌日、熊本地震が発生したのでした。5月11日に阿蘇で九州ブロックの研修会が開かれますが、8月23日にはいよいよ全互協の総会が熊本の地で開催されます。


ブロック長挨拶のようす



それから、わたしが登壇し、ブロック長の挨拶を行いました。
わたしは、「全互協九州ブロック長の佐久間でございます。本日は、お忙しい中を、九州ブロック総会にこのように多数ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、九州経済産業局の橋本課長様をはじめ、ご来賓のみなさまにおかれましては、ご公務多忙中にもかかわりませず、わざわざご臨席賜りまして誠にありがとうございます」


中国視察の報告をしました



それから、わたしは以下のように述べました。
「中国に行っておりまして、一昨日帰国いたしました。帰りは上海・浦東空港から福岡便を利用しましたが、2時間半で福岡空港に到着しました。アジアと九州は近いということを痛感しました。アジア冠婚葬祭業国際交流研究会のミッションで中国を訪問したのですが、現地では結婚式場や葬儀会館などを視察しました。中国のブライダル業界では、いま大変な九州ブームで沖縄や鹿児島に多くのハネムーン客が訪れ、和装を着て前撮りなども行っています。ぜひ、九州ブロックでも中国マーケットの開拓を検討したいと考えております」


心ゆたかな社会の再生を!



さらに、わたしは以下のように述べました。
「中国の葬祭市場も勉強してきました。福寿園国際集団という大手葬儀社がありまして、約200億円の売上で、なんと約90億円の税前利益をあげています。中国の葬儀会館は殯儀館(ひんぎかん)といいます。葬儀代金は国立の施設で約16万円、民間の施設で約8万円です。1966年の文化大革命以来、葬儀やお墓は簡素化され続けています。まあ、中国は共産党政府が支配していますから理解できますが、共産国家でもない日本の葬儀がどんどん軽んじられていくのは納得できません。ぜひ、わたしたち冠婚葬祭互助会の力で薄葬化に歯止めをかけ、死者の供養を大切にする心ゆたかな社会を再生したいものです」


本日のテーマについて説明しました



さらに、わたしは以下のように述べました。
「本日の総会では、本日の総会では、以下の件について説明があります。
(1)自主規制団体としての取り組みについて
(2)改正割賦販売法に基づく省令改正等について
(3)募集資格者登録試験新システム(CBT)について
など、今後の互助会運営に影響があるものが多くございますので、全互協事務局からの説明をよく聞いて、各社対応していただきますようお願いいたします」


よろしくお願いいたします!



そして、わたしは以下のように述べたのでした。
「5月に、九州ブロック研修会を阿蘇のセルモさんの施設、夢しずくで開催する予定です。また、8月には、全互協総会が熊本で開催される予定となっています。ぜひとも大勢の皆様にご参加いただきまして、大いに九州ブロックを盛り上げてまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。本日のブロック総会が皆様のご協力によりまして、滞りなく終了いたしますように、また、九州ブロックが更なる発展に向けて邁進出来ますように、ご期待申し上げまして、わたくしの挨拶とさせていただきます」



その後、互助会政治連盟の吉田会長の挨拶に続いて、「ご来賓挨拶」として経済産業省 九州経済産業局 産業部消費経済課の橋本課長、互助会保証株式会社の藤島社長、日本割賦保証株式会社の知久多社長より御挨拶がありました。総会が盛り上がったことは言うまでもありません。



15時40分からは全互協事務局による「説明会」です。三宅常務理事と佐久間政策統括室長によって説明が行われました。参加者一同、真剣に耳を傾けていました。学ぼうとしない企業、向上心のない企業に未来はありません。わがサンレー勢も熱心に聴いていました。その後、研修委員会の平田委員長から5月11日(わたしの54回目の誕生日の翌日!)の阿蘇研修についての説明が行われ、最後は、日本フェニックスの守屋社長による「閉会の辞」がありました。守屋社長のお話はご自身の人生を振り返り、かつて互助会が「ゴスケ会」と呼ばれていた時代の屈辱を忘れず、社会に貢献する立派な業界となったことに誇りを持とうという胸を打つ熱いお話でした。何度か聴いたことのあるお話でしたが、何度聴いても感銘を受けます。こうして、第98回九州ブロック総会は無事に終わりました。来賓のみなさまをはじめ、ご参加下ったみなさまに心より感謝いたします。



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2017年4月27日 佐久間庸和