宮崎祝賀式典

昨日、中津から大分を経て、延岡にやって来ました。
そして本日、 サンレー宮崎の新年進発式をマリエールオークパイン延岡で行いました。
さまざまな部署から、総勢100名以上が参集しました。


入場のようす

勇壮なふれ太鼓

一同礼!



司会は、管理課総務の松本さんでした。
まず、管理課経理の今津さんによる「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱。
それから、延岡南営業所の杉本所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。


訓示の冒頭にみなさんと年始の挨拶をしました



そして、いよいよ「社長訓示」です。わたしは、以下のような話をしました。
平成29年、2017年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。サンレーはようやく創立50周年を迎えましたが、日本には100年はおろか、300年を超える企業も多く、なんと605社も存在しています。室町・戦国時代に創業された500年以上の企業は39社です。さらには創業1000年を超える超長寿企業が7社もあり、世界最古の企業も日本に存在します。


社長訓示をしました



まさに「長寿企業大国ニッポン」と言えますが、その秘密の1つに「会社儀式」を重んじていることが挙げられます。『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』グロービズ経営大学院著、田久保善彦監修(東洋経済新報社)という本があります。長寿企業を調査すると、非常に多くの企業に神棚や御礼があり、さらには社内神社を有していて、儀式を重視していると書かれています。儀式を重んじる企業は永続的に繁栄するという事実は、皇産霊神社を有し、毎月の月次祭をはじめ、創立記念式典や新年祝賀式典など、会社儀式というものを何よりも重んじているサンレーにとって勇気百倍であります。


冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にない!



そもそも、儀式とは人類普遍の営みです。儀式産業も不滅です。
オックスフォード大学のオズボーン准教授は、「技術の進歩がめざましい機械による自動化によって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか」ということを分析しました。その結果、今後10年から20年ほどで約半数の仕事が自動化されるリスクが高いという結論が出ました。特に、以下の仕事は90%以上の確率でなくなるといいます。すなわち、銀行の融資担当者 、電話オペレーター 、レジ係 、ネイリスト、弁護士助手(パラリーガル)、ホテルの受付、 税務申告の代行者、 簿記・会計の事務員、 不動産ブローカー、 動物のブリーダー、 時計修理屋、 図書館の補助員、 塗装・壁紙張り、 造園・用地管理の作業員 などです。しかし、冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にありません。なぜなら、儀式とは人類で最も古い営みであり、かつ現在にまで続く普遍的な営みであるからです。もちろん、儀式も時代によってアップデートし、変化はしていきますが・・・・・・。


冠婚葬祭互助会の使命とは?



結婚するときはきちんと結婚式を挙げる。親に限らず、愛する肉親の葬儀をきちんと行う。これらは、人間として当然のことであることは言うまでもありません。きちんと冠婚葬祭という儀式を行うことが、きちんと人生を送ることにつながるのです。いま、改めて「儀式とは何ぞや」を問わねば、日本という国、日本人という民族は取り返しのつかない「奈落の底」に堕ち、人類社会からドロップアウトしてしまいます。冠婚葬祭互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」に尽きると考えます。


儀式によって人々を幸せにする!



サンレーグループは冠婚葬祭業です。結婚式と葬儀は人生の二大儀礼であるとされますが、結婚式とは新郎新婦の魂を結ぶ「結魂式」、葬儀は故人の魂を永遠の世界へと送る「送魂式」です。冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」なのです。この世に賤しい仕事つまり賤業というものはないはずですが、聖なる仕事つまり聖業というものは確実に存在します。そして、魂のお世話というわたしたちの仕事が聖業でなくて、何が聖業でしょうか?
この上ない聖業に従事するにあたって、わたしたちは「儀式によって人々を幸せにする」という高い志を抱いています。こんな会社が他にあるでしょうか?


史記』の言葉を紹介



これほど志の高い会社がどこにあるでしょうか?
今年は酉年ですが、鳥にも大きな鳥と小さな鳥がいます。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉が『史記』にあります。鴻鵠とは、色白く鶴に似て大なる鳥です。燕や雀のような小鳥には、そういう大きな鳥の考えていることはわからない。同様に、高い志を抱いている企業の理念を、同業他社にどうして理解ができるでしょうか!


菜根譚』の言葉を紹介

「雌伏」と「雄飛」について説明



「伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高し」という言葉が中国古典の『菜根譚』に出てきます。雌鳥が雄鶏に服従している様子を「雌伏」という。苦難の状況に身をまかせながら活躍できる機会の来るのをじっと待つときに使われます。そして、雄鶏が飛揚するように、勢い盛んに勇ましく活動する様が「雄飛」です。


忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん



じつに20年もの雌伏の時間を経た我がサンレーは、いよいよ雄飛のときを迎えました。空より高く海より大きな使命を抱くサンレーの時代がいよいよ幕を開けようとしています。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。そして、「忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん」という道歌を披露し、最後に「今年も、ミッショナリー・カンパニーの一員として、ともに大いなる使命を果たしましょう!」と締めくくりました。


営業関係の表彰状をお渡ししました



また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。
最初に平成2年度年間表彰を行いました。「年間優秀募集賞」の3人に金一封を添えて表彰状をお渡ししました。また「年間優秀情報賞」として、3人にも金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
続いて葬祭ディレクター技能審査1級合格者表彰、さらにサンレー・ホスピタリティ賞の表彰状を対象者に金一封を添えてお渡ししました。みなさん、本当におめでとうございます!


魂の決意表明を受け取る



続いて、「部門別決意表明」です。営業推進部の堺課長、紫雲閣事業部の谷上部長、冠婚事業部の谷口支配人、管理課の岩切課長がそれぞれの決意を読み上げました。そして、宮崎事業部の尾崎事業部長が代表して決意書を渡してくれました。
最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」を
営業推進部の堺課長が音頭を取り、進発式はめでたく終了。全員の心が1つになりました。


最後は、もちろん一同礼!

社長退場のようす



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年1月13日 佐久間庸和