2017年の展望

ブログ「御用納め」に書いたように、29日の午後にサンレー本社で年越しの大祓式を行い、無事に御用納めを済ませました。いよいよ年の瀬も押し迫ってきたと実感しています。
退社前に社長室に寄ると、「ふくおか経済」の2017年1月号が届いていました。


「ふくおか経済」2017年1月号



「2017展望ふくおか」のコーナーで、今年もわたしが登場させていただきました。
「秋に松柏園ホテルがリニューアルオープン]」の大見出し、「紫雲閣70店舗体制へ」の見出しで、以下のようなインタビュー記事が掲載されています。



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――昨年11月18日に創業50周年を迎えられました。
佐久間 当日は社内で記念式典と祝賀会を開き、社員とお招きしたOBの皆さんに改めて感謝の言葉を述べました。私が一番尊敬する孔子の『論語』には「五十にして天命を知る」とありますが、弊社も50年を迎えて、天から与えられた使命=ミッションである「人間尊重」の考えのもと、それを広めるために掲げた「天下布礼」をこれまで以上に実践したいと思います。
――50周年に関連してリニューアルを進めてきたグループ発祥の「松柏園ホテル」が、いよいよ今年オープンですね。
佐久間 10月に予定しています。本館の大本は残しつつも、新館を最先端のアーバンリゾートホテル風に新築します。チャペルやレストランを併設するほか、プールも設置し、樹林風の装飾も施す計画です。中でも、道路から一本入った場所にあった従来のメーン玄関を国道沿いに配置し直すことで、ホテルの“顔”が表に来るようになります。クラシカルな本館と全く新しい雰囲気の新館、2つの建物が共存した形です。完成の際には社外に向けて披露パーティーを予定しています。
――葬祭事業はいかがですか。
佐久間 セレモニーホール「紫雲閣」が昨秋、北九州市三萩野にオープンし、現在65店舗を展開していますが、今年中に70店舗体制になる見通しです。また、かつて営業展開していた福岡エリアへの再進出も検討していて、そのために「福岡本部」を設けました。昨年5月にオープンした「古賀紫雲閣」に続く形で、福岡市内東部も含めて、
数年以内に複数店舗を展開したいと考えています。
紫雲閣」については新規出店と同時に業務内容の改革にも乗り出しています。葬儀だけを実施する単なるセレモニーホールではなく、長寿祝いなどで家族が集まったり、または近隣者同士が集まったり、あるいは医療や相続といったセミナーを開催するなどの「コミュニティセンター」の機能を付加していきます。
――これまで各界著名人の講演会「サンレー文化アカデミー」など数々の50周年記念事業を展開されてきましたが、この1月にも予定されているとか。
佐久間 私との共著もある宗教哲学者の鎌田東二さんの『超訳 古事記』を原作に、ロシア功労芸術家レオニード・アニシモフさんの演出で劇団・東京ノーヴィレパートリーシアターによる舞台「古事記天と地といのちの架け橋」を上演します。1月28日、会場は北九州芸術劇場で、私と鎌田さん、アニシモフさんによるアフター・トークも予定されています。
――昨年11月18日は著書『ミッショナリー・カンパニー』を上梓された日でもありました。こちらも50周年にあわせたものだとか。
佐久間 日頃から発信している社員へのメッセージをまとめたものです。同日には、儀式の本質に迫った600ページにおよぶ大著『儀式論』も刊行しました。儀式は人間が人間であるために最も古くから行われてきたものであり、その重要性を伝えています。両著とも行き着くところは本業に重なります。ミッションを知り、「天下布礼」、儀式の大切さをこれからも訴え続けていきます。



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インタビュー記事の内容は以上ですが、これからもわかるように2017年のサンレーは「雌伏」の時期を超えて、いよいよ「雄飛」のときを迎えます。「来年も、わが社は果敢に挑戦していきたいと思います。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2017年12月30日 佐久間庸和