ミッショナリー・カンパニー   


サンデー毎日」2016年12月4日号が発売されました。
表紙は、ハッとするような美女の写真であります。いいね!
ミス・ワールド2013 日本代表」で、現在は女優の田中道子サンですね。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第57回目のタイトルは、「ミッショナリー・カンパニー」です。


サンデー毎日」2016年12月4日号



おかげさまで11月18日、わたしが社長を務める株式会社サンレーが創立50周年を迎えました。50年前、つまり1966年にはイギリスで音楽革命を起こしたビートルズが来日しました。アメリカでは大衆文化の革命を起こしたウォルト・ディズニーが亡くなり、中国では毛沢東が「文化大革命」を起こしました。 そんな年に誕生したサンレーは、日本における冠婚葬祭の文化大革命をめざして歩んできたように思えます。



早いもので、わたしが社長に就任してから15年が経過しました。
創立50周年を記念して、わたしは佐久間庸和の本名で『ミッショナリー・カンパニー』(三五館)という本を上梓しました。「ミッション」とは「使命」のことであり、「ミッショナリ―・カンパニー」は「使命のある会社」という意味になります。『論語』には「五十にして天命を知る」という言葉がありますが、まさに創立50年を迎えたわが社は、天から与えられた使命としての「ミッション」を知らなければなりません。



わが社の小ミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」です。
冠婚葬祭ほど、人間関係を良くするものはありません。そして、わたしたちの理想はさらに大ミッションである「人間尊重」へと向かいます。太陽の光が万物に降り注ぐごとく、この世のすべての人々を尊重すること、それが「礼」の究極の精神であると考えます。



わが社の活動の根底には「天下布礼」という思想があります。かつて織田信長は、武力によって天下を制圧するという「天下布武」の旗を掲げました。しかし、わたしたちは武力で天下を制圧するのではなく、「人間尊重」の思想で世の中を良くしたいのです。
天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがわが社の使命です。50回目の創立記念式典では、全社員に向けて「かねてより天からの命おぼゆれど わが社いま知命迎へり」という歌を詠みました。今後も、使命を果たすべく精進いたします。


サンデー毎日」12月4日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年11月22日 佐久間庸和