月見会


14日は満月です。夜、「月の織姫」こと築城則子先生の工房で「月見会」が開かれました。
例年はもっと早い時期に開かれるのですが、11月開催は初めて。かなり寒いかと思いましたが、それほどでもなかったです。「月ノリ子」と名乗るほど月が大好きな築城先生が開く月見会は、最高に風流です。まさに、宴そのものがアートであるとさえ思います。これまで毎回参加させていただいていますが、ホスピタリティ・サービス業に関わる者として大変勉強になります。


今日は満月です・・・・・・



わたしはシャンパンと西洋菓子を抱えて八幡の猪倉にある工房をお邪魔しました。
すると、すでに宴席の準備が整っており、後は宴を待つばかりでした。
最初の前菜のお皿はいつものように満月をイメージした丸いものづくし。
わたしは、その美しさに目を奪われました。さすがです!
もちろん、縁側にはススキと団子も飾られていました。


満月のプレート

月見のしつらい



猪倉の工房では不定期に月見会が開催され、「北九州のヤクザな文化人の会」という秘密結社(笑)のメンバーが参加します。このわたしも、秘密結社の構成員の一員なのです。ちなみに、この結社の大幹部は(株)岡野バルブ製造の岡野正敏会長、森川産業(株)の森川満社長のお2人で、「ダンディ・ミドル」こと(株)ゼンリンプリンテックスの大迫益男会長が中幹部、そして不肖わたしが小幹部となっております。今回も、北九州を代表する重要人物の方々が月見会に参加され、美味しいお酒とお料理を堪能されました。前回に続いて、上田早苗・NHK北九州放送局長も再登板でした。


月見会のようす

京都から取り寄せた「満月」の饅頭



また、この宴では京都の「満月」という最高に美味な饅頭が出されます。
まるで満月そのものを食べているみたいで素敵なお菓子です。
饅頭の包み紙には「満」というシールが貼られています。森川社長は自身のお名前が「満」であることから、この「満月」をこよなく愛しておられるとのこと。


今夜は雨かと思いましたが・・・・・・

月が出た出た、スーパームーンが出た!!



今夜は雨が降ったので、天気が心配でしたが、一瞬だけ雲間が晴れ、猪倉の上空に神秘的な満月が昇りました。今夜の月は、1年で最も地球に近づき、満月が大きく見える「スーパームーン」でした。夜も更けてくると月も上へと移動します。余計な照明のない猪倉の山の稜線が黒いシルエットとなり、満月を中心にシャガールの絵画みたいに幻想的な「青い夜」を浮かび上がらせました。この上ない絶景に、参加者の方々も大喜びでした。


IT社会ですが、こうやって実際に人と人とが会う機会は大切ですね。
ITが進歩するばかりでは、人間の心は悲鳴をあげて狂ってしまいます。
やはり、人が集う機会がたくさんある社会でなければなりません。
今夜も、有意義かつ楽しいひと時を過ごすことができました。
築城先生、今年も素敵な時間をありがとうございました!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年11月14日 佐久間庸和