中国講話

21日の朝、わたしは神谷町の森ビル40番に入っている冠婚葬祭総合研究所を訪れました。そこで開催された「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の勉強会に出席したのです。平成28年度の第1回の会合ですが、わたしは今年も副座長を務めることになりました。従来のメンバーに加えて、コムウェルの山川寅彦社長、メモリードの吉田昌敬副社長が新メンバーとして新たに加わりました。さらに強力な布陣となり、これからが楽しみです!


森ビル40番の前で

冠婚葬祭総合研究所を訪れました

平成28年度の第1回勉強会でした


前身の「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の時代から、これまで韓国、台湾、ベトナムミャンマー、インドを訪問しました。次回は来年3月頃に中国の上海や北京を訪れる予定です。それで本日は、「中国通」である経済産業省資源エネルギー庁長官官房企画官(石炭政策担当)の塚田裕之氏をお招きして、「中国の概況と文化風習・冠婚葬祭について」という講話をいただきました。はじめに塚田企画官と名刺交換させていただくと、「いつも『サンデー毎日』のコラムを読ませていただいています」と言われ、恐縮しました。


塚田企画官の講話のようす

資料も充実していました



塚田企画官のお話は、駐在員から見た生活目線での中国についてでした。
対中投資と国民生活の変化(30年間で日本の戦後70年の経済成長と社会の変化)、中国の経済、共産党の国・中国(経済は市場経済、政治は共産党一党独裁の堅持)、個人情報管理とITの発達、周辺地域と政治・経済的関係強化と交通インフラの整備(空港・高速道路・鉄道)(中国の夢・一路一帯・海のシルクロード)、生活の豊かさを求めて(購買力・サービス産業の成長の可能性・若者の意識変化)などについてお話しいただきました。


豊富なデータを示して下さいました

詳しく説明して下さいました



特に、最後の「生活の豊かさを求めて」では、冠婚葬祭をはじめ、病院、家事、外食、高級品・ブランド品、給料、物価(爆買いの背景)、車、住宅、海外旅行、ネット通販、コンビニ、TV、銀行、ATM、銀聯カード、漫画、アニメ、アイドルコンサートなどについて詳しく話して下さいました。非常に内容の濃い講話で、大変勉強になりました。
講師をお務めいただいた塚田企画官には心より感謝いたします。


儀式論』を大量注文した志賀社長



今日は、全互連の仲間であるセレモニーの志賀社長も参加していました。
ドバイ視察から帰国されたばかりの志賀社長ですが、元気一杯でした。
本当はわたしもドバイに行きたかったのですが、わが社の50周年記念行事が立て込んでいたので断念したのです。志賀社長に『儀式論』(弘文堂)のチラシをお送りしたところ、なんと大量注文をFAXでいただきました。志賀社長は「会社のみんなに読ませます」「こんな素晴らしい本をよくぞ書いて下さいました」と言って下さり、わたしは「かたじけなさに涙こぼるる」思いでした。冠婚葬祭総合研究所さんもご購入して下さるそうです。本当に、ありがたいことです。


儀式論

儀式論

*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年10月21日 佐久間庸和