祭りのあと


11日の北九州の空は好天です。今朝、参院選の全121議席が確定しました。自民、公明、おおさか維新の3党など改憲勢力の非改選議席は88議席となりました。参院憲法改正の発議ができる3分の2(162議席)に達するには74議席が必要でしたが、3党の議席はこれを上回る77議席に達しました。これで衆参両院で改憲発議が可能となったわけです。


今日の朝刊各紙の一面



わたしは冠婚葬祭互助会の経営者ですが、互助会の会員様やお客様の中には、さまざまな立場の方や政治的意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。ですから、極力このブログでは政治的発言は避けてきましたが、一言だけいうならば、日本がおかしな方向に進まなくて安心しました。心配していたほど日本人は愚かではありませんでした。残念ながら業界で応援していた方は落選しましたが、次は大丈夫ではないかと思います。



わたしが対談本を出した共著者の方も立候補されていましたが、残念でした。
でも、時代の趨勢はその方の願う方向には進んでいるようには思います。
いよいよ、日本が「普通の国」になるための憲法改正の時が近づいてきましたね。
このワクワク感は、日本人なら誰でも大好きな「祭り」の感覚に似ています。
そう、『儀式論』の「社会と儀式」という章にも書きましたが、選挙は社会的儀式であり、祭りそのものです。「祭りのあと」の日本は、少しだけ静寂感を漂わせています。


*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年7月11日 佐久間庸和