サンクスフェスタ小倉

ブログ「世界格闘技の日」で紹介したように、6月26日は、40年前にモハメド・アリアントニオ猪木が「格闘技世界一決定戦」を戦った記念すべき日です。今日は、ジャンルは違いますが、ビッグイベントが北九州市で開催されました。ブログ「サンクスフェスタ小倉のお知らせ」でご案内したように、「サンクスフェスタ in小倉紫雲閣」が行われたのです。
心配していた雨も降らず、北九州は素晴らしい晴天となりました。


会場となった小倉紫雲閣の外観

全体朝礼で話しました



わたしは、朝の全体朝礼で次のように話しました。
「わたしは昨夜、悪夢を見ました。日本人がみんな『葬式は、要らない』と言い出して葬儀をしなくなるという夢です。また、みんなが『もう親を捨てるしかない』と思い込んで、親の介護も放棄し、互助会もどんどん解約するという夢でした。当然ながら、わが社は立ち行かなくなり、わたしも多額の借金を抱えて露頭に迷っていました。さらには、日本人がすべて暗く無気力でアンモラルな民族になっていました。この超ネガティブな悪夢にうなされて起きると、汗びっしょりでした。でも、夢とわかって、わたしは『ああ、夢で良かった。まだ日本は大丈夫だ』と安心しました。今日のイベントも日本人の幸せにつながっています」
わたしの話を聴いている人たちは、みな呆然としていました。


感謝と笑顔の大切さを訴えました



それから、わたしは次のように話しました。
「今日は、サンレー創立50周年を記念するイベントでもあります。おかげさまで、先日の八幡サンクスには、例年以上に多くのお客様がお越しになられました。今日も多くのお客様で賑わうことが予想されます。今朝、ここに来られる皆さんの姿を見て、心からの感謝の念が湧いてきました。ましてや、今日のイベントに来場して下さる会員様、お客様はまるで神様のような存在だと思います。まさに『ありがとう、ありがとう、ありがとうと言わせてくれて、ありがとう』といった気持ちです。お客様がストレスを感じずにイベントを楽しんでいただけるように細心の注意を払いましょう。とにかく、サンクスフェスタという名前の通り、今日は感謝の集いです。ぜひ、感謝の心と笑顔を忘れずに接客して下さい」


イベントの意義を話しました

真剣な表情で聴く営業スタッフ



また、わたしは次のようにも言いました。
「この小倉紫雲閣はセレモニーホールの先駆的存在とされていますが、わたしはセレモニーホールというのは葬儀だけを行う施設ではダメだと思っています。葬儀もやる地域のコミュニティ・センターでなければならない。高齢者の会員様に『生きがい』を提供し、『豊かな老い』のお手伝いをする、そんなコミュニティ・センターを目指したいと思います。そのためにも今日のイベントは最重要だと思っています。よろしくお願いします!」


小倉紫雲閣の正面玄関

会場入口のようす

混み合う受付周辺

ブルゾンに着替えて、施設パネルの前に立つ

盆提灯販売コーナーで

「天空葬」コーナーの前で



全体朝礼が終わると、わたしはイベント用のブルゾンに着替えました。
わが社の創立50周年を記念して作ったおニューのブルゾンです。
今日は、サンレー会員様をはじめとした多くのお客様が来館して下さいました。
「サンクスフェスタ」とは何か。それは、わが社の会員様やお客様に対して「ありがとうございます」という感謝の気持ちをお伝えするイベントです。
「ありがとう」という言葉はどこの国にもあります。それは、「ありがとう」が人間にとって非常に大切なものだからです。「お金」はなくても何とかなるが、これがなくては生きていけないというぐらい大切なものなのです。


「入棺体験」コーナー

わたしも棺に入りました



今日は全国の終活フェアなどで人気を呼んでいる「入棺体験」コーナーも設置しました。
わたしはお客様が来る前に、自分でも試しに棺の中に入ってみました。
普通サイズの棺だったので、ちょっと窮屈でしたが、なんとか体が納まりました。
棺に入って目を閉じると不思議な感じで、本当に自分が死んだような気がしました。


わが人生を振り返りました

死んだ気になって頑張ります!



わたしは「これまでの人生に悔いはないか」と思い、自分の人生をフラッシュバックしてみました。すると、いろんな想いが次から次へと思い浮かんできました。入棺体験は、自分を見つめ直す行為になると実感しました。わたしは「わたしが人生を卒業する日はいつだろう。いずれにせよ、今日は残りの人生の第一日目だなあ」と思いました。本当は1時間ぐらい入っていたかったのですが、お客様をご案内する時間が迫ってきたので、しぶしぶ棺から出ました。一度死んだと思って、これからは頑張りたいと思います。


にぎわう互助会コーナー

祭壇コーナーのようす

法要会席コーナーのようす

通過儀礼コーナーのようす

大抽選会のようす

親を捨ててはいけません!



「ありがとう」と言われた人は気分がいいし、「ありがとう」と言った人も気分がいい。
こんなにお互いに「いい気分」になるのであれば、わたしたちは、もっともっと「ありがとう」という言葉を使うべきでしょう。心から、そう思います。
金もかからず手間もいらず、こんなに便利なものはありません。
それで、みんなが元気になれれば、こんなに幸せなこともありません。
まさに「ありがとう」は、他人も自分も幸せにする魔法の言葉です。


落語独演会のようす

大ホールが満員になりました!

爆笑を呼ぶ林家きく磨さん

歌も飛び出し、ファンサービスも満点!



本日のサンクスフェスタのハイライトは、「林家きく磨落語独演会」です。
林家きく磨さんは、昭和47年生まれ、北九州市八幡東区出身です。
小さい頃から楽しい事が大好き、今では老若男女によろこんで頂けるような芸人になるのが目標でした。古典落語だけでなく新作落語の作成にも精力的に取り組んでいて、そのユニークな感性から創られる話にはファンも多いです。平成8年 林家木久蔵(現・林家木久扇)に入門/平成9年2月 前座/平成12年5月二ツ目昇進 林家きく麿に改名/平成22年9月真打昇進しています。


ムーンギャラリー販売コーナー

人だかりができるほどの盛況でした

お菓子販売コーナーも盛況でした

「思いやり弁当」も大人気!



今日は、「ムーンギャラリー販売コーナー」も登場しました。
愛する人を亡くした方々の自助グループである「月あかりの会」や「うさぎの会」のメンバーの方々がさまざまな手作りの工芸品などを出品されています。こちらのコーナー、お客様の入場とともに人だかりができて大盛況でした。なお、売り上げは熊本地震の被災者の方々に贈られるそうです。お菓子や「思いやり弁当」の販売も大人気でした。他にも、野菜販売、生花販売、リサイクル陶器市などのおなじみのコーナーも大盛況で、商品は完売しました。


新鮮野菜販売コーナー

いつも通りの大人気でした

生花販売コーナー

リサイクル陶器市



さて、「ありがとう」の話に戻ります。
人生には1つのムダも、1つのマイナスもありません。
起こっていることすべてには意味があるのです。
みんな「有ること」が「難しい」ことに「当たる」から、「有難当(ありがとう)」なのです。
冠婚葬祭互助会であるわが社にとって、最も感謝するべき対象とは何か?
それは互助会の会員様であり、冠婚葬祭の各施設のお客様です。それらの大切な方々に対して、わが社では毎年、「サンクスフェスタ」を開催するのです。


終礼のようす



今日は、わたしも多くの方々に「ありがとうございます」を言うことができました。
わが社のスタッフのみなさんも、昨日の準備から本当にお疲れさまでした。
最後に、わたしは終礼でみなさんに「ありがとうございます!」と言いました。


みなさんに「ありがとうございます!」と言いました



今日は入場者も目標を大きく上回りましたし、その他も目標もすべて達成しました。
本当に、ありがいことです。終礼が終わって帰るとき、わたしは車を運転しながら、北島三郎の「まつり」を鼻歌で口ずさみました。最後の「これが日本のまつりだ〜よ〜♪」の歌詞は、もちろん「これがサンレーのまつりだ〜よ〜♪」に替えましたとも!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年6月26日 佐久間庸和