4月度総合朝礼

4月になりました。小倉紫雲閣の「月の広場」の桜も咲きました。
1日の朝一番、サンレー本社で4月度総合朝礼が行なわれました。
みんなで社歌をうたい、ラジオ体操を行い、経営理念を唱和しました。


月の広場」の桜も咲きました

一同礼!

4月度総合朝礼のようす

社長訓示のようす



社長訓示において、わたしは最新刊『死ぬまでにやっておきたい50のこと』(イースト・プレス)を紹介しました。わが社は、これまで多くの方々の葬儀のお世話をさせていただいてきました。死の直前、人は必ず「なぜ、あれをやっておかなかったのか」と後悔するといいます。さまざまな方々の葬儀のお世話をさせていただくたびに耳にする故人や遺族の後悔の念。それらのエピソードを共有していけば、すべての人々の人生が、今よりもっと充実したものになるのではと考えて、この本を書きました。


「今日」は「残された人生における第一日目」です!



「今日」という日が「残された人生における第一日目」という厳粛な事実に無頓着では充実した人生は望めません。「死」は決して他人事ではありませんが、必ず誰もが死ぬのだとはなかなか納得できません。若い人なら、なおさらです。みなさんには自分自身、そして愛する人の死が明日突然に訪れるかもしれないという切実さがあるでしょうか。東日本大震災の派生から5年が経過して、マスメディアは大々的に報道していましたが、亡くなられた方やご家族を憐れみや同情で語ることに終始したのでは「他人事」のままです。誰も、6年目の報道を「他人事」で迎えられる保証はないのです。


散る桜残る桜も散るならば なすべきことを想ふて果たせ



それから、わたしは今日入社してくる新入社員たちへの想いを述べました。
4月は日本全国で桜が満開になります。わたしは満開の桜を見るたびに、「散る桜残る桜も散る桜」という良寛の辞世の句を思い出してしまいます。考えてみれば、人の人生も桜のようなもので、満開のときに結婚式をあげ、散ったときに葬儀をあげるのかもしれません。
かつて、わたしは「花は咲きやがて散りぬる 人もまた婚と葬にて咲いて散りぬる」という短歌を詠みました。また、「日の本の礼の社に咲く花は 人をもてなす若き桜よ」という歌も詠みました。そして、今日は「散る桜残る桜も散るならば なすべきことを想ふて果たせ」という歌を詠み、社長訓示を終えました。




それから、今日の入社式に出席するために、北陸・大分・宮崎・沖縄の各地からわが社の役員のみなさんが集結していたので、1人づつ自己紹介と挨拶をしてもらいました。「体は大きいけど、小久保です」とか「体は小さいけど、大塚です」などの殺人的に面白いギャグも次々に飛び出して大いに盛り上がりました。(笑)


サンレーグループは1つです!



普段は目にしない他の事業部の役員を前にして、北九州の社員のみなさんもどことなく緊張している様子でした。それでも、いくら離れていようが、サンレーグループは1つです!
では、これから入社式が行われる松柏園ホテルに行ってきます!


4月も「天下布礼」に励みます!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年4月1日 佐久間庸和