善行生徒表彰

東日本大震災5年を迎えた3月11日は、金曜日です。
わたしはリーガロイヤルホテル小倉で行われた小倉ロータリークラブの例会に参加しました。


本日の例会のようす



会場に入ると、おなじみの瑞松寺住職の末廣会員が笑顔で迎えて下さいました。じつは末廣会員をはじめ読書好きのロータリアンの方々に最新刊『死ぬまでにやっておきたい50のこと』(イースト・プレス)を献本させていただいたのですが、そのお礼を丁重に言われました。


死ぬまでにやっておきたい50のこと

死ぬまでにやっておきたい50のこと

末廣会員は「わたしは一条先生の大ファンですよ! 『サンデー毎日』のお雛さんのコラムも良かったなあ!」と会場に響き渡るような大きな声で言っていただき、わたしはもう穴があったら入りたい心境でした。その他の方々もニコニコなどで礼を示され、恐縮いたしました。
例会では末廣ソングリーダーの指揮に従って、ロータリーソング「我らの生業」を歌った後、鱒見会長による「会長の時間」がありました。この日は3.・11とあって、鱒見会長は東日本大震災について語れました。5年前の3月11日も金曜日で小倉ロータリークラブの例会が開かれたそうです。みなさん、13時半に例会が終了して、それぞれの職場に帰られた直後に大震災のニュースを知られたといいます。



ブログ「大地震」に書いたように、わたしはその日、東京の羽田空港を14時05分発のスターフライヤー81便で発ち、15時50分に北九州空港に到着しました。空港のロビーが騒然となっており、大型のテレビ・モニターには大量の自動車が水に浮かんで流されている衝撃的な映像が流されていました。14時46分に東北の三陸沖で大地震が発生したというのです。
ちなみに、北九州空港は来る3月15日で開港10周年を迎えます。



さて、今日の例会には、中学生の姿がたくさんありました。聞くと、当クラブからの善行生徒表彰が行われるとのこと。わたしは小倉南ロータリークラブ時代には、何度か善行生徒表彰に立ち合っていますが、小倉クラブに入会してからは初めてです。ちなみに、本日わたしのお隣の席に座られていた「マイ・ローヤー」こと弁護士の辰巳和正会員は、50年前に全校生徒表彰を小倉東ロータリークラブから受けられたそうです。



まずは各中学の先生方が推薦理由を述べ、続いて生徒のみなさんが感謝の言葉を述べました。それにしても、みんな礼儀正しく、しっかりとした挨拶をするので感心しました。
中高生がきちんとしていれば、日本の将来は明るいと思いました。
先生方の御挨拶も生徒さんへの愛情に溢れていて、感銘を受けました。


じつは、少し前に国語の教科書を発行している光村図書出版から連絡がありました。
同社では平成28年度4月から33年3月まで使用される,中学校用教科書『国語』に関連する教師用指導書を発行しています。全国の中学の先生方が教科書に沿って授業をされる際に活用されるテキストだそうです。その中に拙著『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP文庫)の文章が教授資料として掲載させることになりました。日本の中学生に孔子のメッセージが伝わるお手伝いができることに大きな喜びを感じています。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年3月11日 佐久間庸和