五木寛之講演会


3日、ブログ「五木寛之講演会のお知らせ」で紹介したイベントが、小倉紫雲閣の大ホールにおいて開催されました。サンレー創立50周年記念の「サンレー文化アカデミー」の第一弾イベントです。講演に先立って、佐久間進会長ともども五木氏に面談しました。じつは、記念写真も御一緒に撮影させていただいたのですが、ブログ掲載不可とのことで残念です。(涙)


最初にわたしが挨拶しました

主催者として挨拶しました



日本を代表する超人気作家の講演会とあって、大ホールは超満員になりました。
開会に先立って、わたしは主催者として登壇し、以下のように挨拶しました。
「みなさん、こんばんは。サンレー社長の佐久間でございます。本日は『サンレー文化アカデミー 五木寛之氏講演会』にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。弊社は昭和41年11月18日、小倉で北九州市冠婚葬祭互助会という名称で誕生し、その後、サンレーと社名を変えて冠婚葬祭互助会として大きく成長することができました。これも皆さまのおかげと深く感謝しております。今年11月に創立50周年を迎えるにあたり、これまでのお礼の意味を込めて地域の皆さまに文化イベントをご提供したいと考え、新たに『サンレー文化アカデミー』を創設したしました」


超満員になりました

サンレー文化アカデミーをよろしくお願いいたします!



続いて、わたしは以下のように挨拶をしました。
「本日、記念すべき第1回の五木寛之さんの講演会に続き、7月5日にはジュディ・オングさんの講演会、そして来年1月28日には話題の劇団『東京ノーヴィ・レパートリーシアター』による舞台『古事記――天と地といのちの架け橋』の公演などが決まっております。どうぞ、今後もサンレー文化アカデミーをよろしくお願いいたします。本日の講演会の講師をお引き受けいただきました五木寛之さんについて簡単にご紹介しますと、福岡県生まれで、わたしどもサンレーが創立された翌月に発表された『蒼ざめた馬を見よ』などが収録された小説集で直木賞を受賞されました。『青春の門』など数多くの小説のほか、随筆、翻訳、歌謡曲の作詞など幅広いご活躍は、本日ここに来られました皆様もよくご存知かと思います。わたしは中学時代に『青春の門』を夢中で読み耽ったのですが、その影響で早稲田大学に進学することを心に決めたほどです。その他、『戒厳令の夜』や『四季・奈津子』なども愛読書でした。小説だけでなく、五木さんの本はほとんど読ませていただきました。『サンデー毎日』で御一緒に連載させていただいている御縁があるとはいえ、非常にお忙しい中、今回の講演を快くお引き受けいただいたことに心より感謝いたしております。本当にありがとうございます」


ぜひ、最後までじっくりとお聴き下さい!



最後に、わたしは以下のように述べて挨拶を終えました。
「本日の講演のタイトルは『生と死を考える』です。会場にお越しいただいた皆様一人ひとりに興味深いお話になるだろうと期待しております。ぜひ、最後までじっくりとお聴きいただければと思います。本日のご来場に感謝して、主催者あいさつと致します。ありがとうございました」


登壇した五木寛之

じつに興味深い講演でした

巧みな話術で会場を沸かせました

「泣くこと」の大切さを訴えました



そして、ついに五木寛之氏の講演会がスタートしました。
五木氏は冒頭で「わたしの父は小倉師範の出身でした」と小倉との縁を述べられてから、「シルバー川柳」の話などをされて、会場を笑いを呼ばれました。わたしも講演する機会が多いので思ったのですが、五木氏は日本でもトップクラスの講演の名人であると思いました。さまざまな話題で会場を沸かせたかと思うと、本居宣長柳田國男の考えなどを紹介しつつ、「泣くこと」の大切さを訴えられました。泣くこと、ため息、猫背・・・・・・・これまで多くの人がマイナスであるとして蔑んできたことに光を当てて見直す五木節が炸裂しました。わたし自身、大変勉強になった講演会でした。五木さん、素晴らしい御講演をありがとうございました!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年3月4日 佐久間庸和