今日からインドへ


13日から18日までインドに行ってきます。
「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の視察研修ですが、わたしは同研究会の副座長を務めています。これまで、前身の「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の時代から、韓国、台湾、ベトナムミャンマーなどを訪問しました。ちなみに、インドは南アジアに属します。


今日からインドに行きます



今回は、聖なるガンジス河をはじめ、サルナート、ブッダガヤ、ラージギルなどの仏教聖地を回っています。言うまでもなく、インドはブッダ世界宗教である仏教を開いた土地です。その布教のルートを追いながら、ブッダの教えというものを振り返りたいと思います。先行きのまったく見えない時代に最も求められる教えを残したのがブッダではないかと思います。仏教は、正義より寛容の徳を大切にします。いま世界で求められるべき徳は正義の徳より寛容の徳、あるいは慈悲の徳です。この寛容の徳、慈悲の徳が仏教にはよく説かれているのです。わたしは、仏教の思想、つまりブッダの教えが世界を救うと信じています。インドには、拙著『慈経 自由訳』(三五館)、『図解でわかる!ブッダの考え方』(中経の文庫)、および『100文字でわかる世界の宗教(ワニ文庫)を持参します。


3冊の「一条本」を持参します



午前9時に成田空港第2ターミナル3階南団体カウンター前で集合し、結団式を経て、11時35分発のJAL749便に乗ります。デリーに到着するまで、10時間15分のフライトです。機内には、『映画とは何か』上下巻、アンドレ・バザン岩波文庫)、『命売ります三島由紀夫ちくま文庫)、『美徳のよろめき三島由紀夫新潮文庫)を持ち込みます。ずっと読みたかった本、あるいは再読したかった本ばかりなので、楽しみです!
その他にも、死生観や葬送論、読書論の本を合計15冊持参します。


今回の旅に持参する本



しかし、インドの前に訪れた東京ですでに3冊読んでしまったので、あわてて書店で2冊の文庫本を買い足しました。遠藤周作の『深い河』(講談社文庫)と三島由紀夫の『美徳のよろめき』(新潮文庫)です。ともにすでに読んだ本ですが、『深い河』の舞台はガンジス河であること、『美徳のよろめき』はゲス=ベッキー不倫騒動で注目されていることから、再読したいと思ったのです。それにしても本が多すぎて、トランクが・・・重い。(苦笑)


出発直前に買い足した2冊



現地ではデリーなどの大都市だけでなく、仏教遺跡のある地方都市にも足を伸ばします。衛生状態の良くない場所も多いので、くれぐれも健康には気をつけたいと思います。じつは、かかりつけのお医者さんにお願いして、整腸剤や下痢止めの薬を用意していただきました。
また当然ながら、現地ではネット事情が良くないそうです。
一応、JTBさんから専用Wi‐Fiはレンタルしますが、「あまり期待しないで下さい」とのこと。ブログがきちんとアップできるかどうか保証できません。まあ、わたしも海外視察中は非常に忙しく、ブログばかり書いているわけにはいきません。場合によっては、(可能ならば)最小限の文字情報のみをアップし、帰国後に写真を追加するということもあるかもしれません。
そのときは、どうか御了承を。それでは、行ってきます!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年2月13日 佐久間庸和