北九州賀詞交歓会


1月22日の夜、サンレー北九州の新年賀詞交歓会が松柏園ホテルで開かれました。
ありがたいことに、300名近くのお客様がお越し下さいました。
人数が多いので迎賓は行わず、音楽演奏(ピアノ&バイオリン&コントラバス)が流れる、お客様にどんどん会場に入っていただきました。オープニングは、花柳流師範である二代目花柳三五郎先生による日舞です。その後、司会者よって開会宣言されました。


賀詞交歓会のようす

管弦楽団の演奏が流れました

花柳流のご祝儀舞い

佐久間会長の挨拶

新しい展望を述べました



最初に、佐久間進会長が挨拶しました。佐久間会長は「いつも、みなさまにはご支援いただき、ありがとうございます。今年はいよいよ50周年を迎えます。これまで上り坂もあれば、下り坂もあれば、まさかの坂もありました。こうやって無事に半世紀を迎えることができるのは、ひとえにみなさまのおかげです。これからは創業の地である上富野の開発に尽力し、地域のみなさまに御恩返しがしたいと思っております」と述べました。


続いて、わたしが挨拶しました



それから、社長であるわたしが次のような挨拶しました。
今年11月18日に、わがサンレーはいよいよ創立50周年を迎えます。
それを記念して各種イベントをはじめとして多くの企画が目白押しです。
50年前、つまり1966年はイギリスで音楽革命を起こしたビートルズが来日して、空前の大ブームを巻き起こしました。その影響で日本には多くのグループサウンズが生まれ、若者たちの間では長髪が流行しました。アメリカでは大衆文化の革命を起こしたウォルト・ディズニーが亡くなり、中国では毛沢東がその名も「文化大革命」を起こしました。そんな年に誕生したわがサンレーは、日本で冠婚葬祭の文化大革命を起こすという志をもって船出したのです。


今年は「礼の年」です!



今年は申年です。猿といえば日光東照宮の三猿が有名です。「みざる・きかざる・いわざる」の出典は、『論語』です。本来は「うごかざる」が加わり「四猿」です。
論語』(岩波文庫金谷治訳注)の「顔淵篇」には以下のくだりがあります。
顔淵が孔子に仁とは何かを問うた。孔子は「己に打ち勝ち、礼の原点に立ち戻ることが仁である。一日己を律して礼に立ち戻れば、世の中が仁の心に立ち戻るだろう。すべては自分次第の問題であり、他人を責めてはいけない」と答えた。顔淵が「その要点を教えてください」と尋ねると、孔子は「礼にはずれたことは見ず、礼にはずれたことは聞かず、礼にはずれたことは言わない、礼にはずれたことはしないことだ」と教えた。顔淵は「わたしは愚か者ではありますが、先生のお言葉を実践してまいります」と宣言した・・・。
そう、申年の本年はまさに「礼の年」なのです。「礼」は儒教の真髄ともいえる思想です。それは、後世、儒教が「礼教」と称されたことからもわかります。


ゲスの極みにならないために・・・・・・



50年前に中国で「文化大革命」が起こったと言いました。
そのとき、「批林批孔」運動が盛んになり、孔子の思想は徹底的に弾圧されました。世界から「礼」の思想が消えようとしていたのです。まさに、そのとき日本でサンレーが誕生したわけです。とても運命的なものを感じます。この正月、わたしはずっと「なぜ儀式は必要なのか」について考えましたが、自分が結婚したときはきちんと結婚式を挙げ、親が亡くなったときにはきちんと葬儀を挙げないとゲスの極みになると思い至りました。


セレモニーホールからコミュニティセンターへ



昨年は、おかげさまで新しい紫雲閣をオープンいたしました。いま、紫雲閣の数は全国で63です。これを3年以内には100店まで拡大させる考えです。これからの葬祭会館、つまりセレモニーホールは、単に葬儀だけを行えばいいわけではなく、法事、法要、長寿祝いといった家族が集まる場となったり、寄席や医療講演会、税理士による相続セミナーといった各種イベントで人々が集う場、あるいは災害時の避難場所など、言わば普段から地域の人々に親しまれるコミュニティセンターを目指したいと思います。いわば「葬儀をやる施設」から「葬儀もやる施設」への転換です。セレモニーホールからコミュニティセンターへ役割を広げることで、「うちの街に紫雲閣があってよかった」と言っていただけるのではないかと考えています。また、子ども向けの冠婚葬祭教室の実施なども考えています。


今年もどうぞよろしくお願いいたします!



さらには、「わたしは現在、全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長を務めております。わたしは冠婚葬祭互助会の使命とは、日本人の原点を見つめ、日本人を原点に戻すこと、そして日本人を幸せにすることだと考えます。そのために社員ともども一丸となって精進いたす所存ですので、今年もどうぞよろしくお願いいたします!」と申し上げました。


カンパ〜イ!



その後、(株)松尾組の松尾茂行会長の音頭で乾杯しました。
その後、しばらく歓談タイムです。料理や飲み物を楽しんでいただきました。
わたしは、多くの方々と名刺交換をし、お話をさせていただきました。



名刺交換のようす

名刺交換のようす

名刺交換のようす

談笑のようす

談笑のようす

会場のようす



わたしも、多くの方々とお話させていただきました。
金沢も沖縄も大好きですが、やはり地元の北九州の方々にお会いするとホッとします。
地元の方々に支えられての松柏園であり、紫雲閣であると痛感いたします。


イリュージョン

イリュージョン



今回はアトラクションとして、ウィッシュの「イリュージョン・マジック」が行われました。
北九州の成人式を全国的に有名にしているとされる貸衣装店Mで貸し出しているような花魁チックな衣装を身にまとった美女2人が信じられないようなイリュージョンを見せてくれました。


スーパー・イリュージョン!

おおおおおおっ!!!!!!



プリンセス天功もビックリで、会場のみなさんはすっかり見とれていました。わたしは「もう社長業をやめて、ウィッシュのメンバーになって全国を巡業したい!」と思いました。毎日、美女を箱に閉じ込めて刃を突き刺してみたい!(笑)


拍手喝采

ナフコの高野副社長と



さらには、わたしにとってサプライズがありました。
高校の同級生でホームセンター最大手である(株)ナフコの高野将光副社長が会場えお訪れてくれたのです。じつは前日は、スターフラーヤーの機内で中学の同級生である(株)ハローディの加治敬通社長と隣席になって会話が弾みましたが、やはり同級生というのは良いものです。高野君、加地君、今度ぜひ3人で飲みましょう!


みなさまを送賓しました

心を込めて送賓させていただきました

50周年まで、あと301日です!



橋本洋介常務の中締めの挨拶の後、最後は佐久間会長、橋本常務、中野正行取締役、松田哲男取締役、大塚秀樹大分事業部長と一緒にみなさまを送賓させていただきました。お1人づつ、心からの御礼の言葉を述べさせていただきました。
みなさま、今夜は、お忙しい中、わが社の賀詞交歓会にお越し下さり、本当にありがとうございました。今年も、サンレー北九州をよろしくお願いいたします!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年1月22日 佐久間庸和