開かないトランク

一昨日、松本から福岡に帰ってきました。
福岡空港に到着してトランクを開けようとしたら、開きません。
今年の2月に銀座の名門デパートの鞄売場で買った某メーカーのトランクです。
このトランクの3桁のダイヤル式の鍵が毎回開かなくなって非常に困っています。


このダイヤル・ロックが毎回開かなくなる!



最初は鍵屋さんに頼んで開けてもらったのですが、修理費として8000円ぐらい払いました。鍵屋さんは「このメーカーはよく開かなくなるんだよね」と言っていました。わたしの知人で同メーカーのトランクを持っている人も同じことを言っていました。その人も開かなくなって、なんと「000」から始めて「001」「002」といった具合に1つづつ番号を変えてみたそうです。気の遠くなるほどの順列組合せ実験の結果、3時間以上かけてようやく開いたのだとか。なんでも、このメーカーの鍵が開かなくなることは非常に有名だそうです。
しかし、よく考えたら、そんな馬鹿な話があるでしょうか?!



わたしの場合は元のダイヤルナンバーから1つ違いぐらいのことが多く、例えば元が「000」に設定していたとしたら、「001」とか「010」とか「100」とかで開きます。しかし、それにしても時間を要することには変わりなく、出張中の忙しいときなど本当に困ります。じつは先週も開かなくなったので、福岡の天神にある同メーカーの店で鍵を交換してもらいました。保証書があるので無料です。しかしながら今回またまた開かなくなったので、再び福岡空港から天神に向かって再度交換してもらいました。担当者は「飛行機から降ろしたときの衝撃のせいかもしれませんね」と言うのですが、飛行機から降ろすたびにダイヤルロックの番号が狂うトランクなど聞いたことがありません。まったく時間とエネルギーをロスする一方で、困ったものです。



消費者問題および法律全般に詳しい弟に相談したら、まず「ブログにそのメーカー名を書くのは控えたほうがいいですよ。社長は公人に近いのだから、影響力がありますからね」と言われました。それから、「そんなに不具合がある製品でもよく売れているということは、もしかして腕時計とか車のように故障が多いことを承知で購入するファンがいるのでは?」と言いました。この発想には、わたしも虚を突かれました。たしかに、そんなこともあるかもしれません。このメーカーはヨーロッパ製で、デザインはすごく良いのです。



また、毎回ゲームのように「今度は何番で開くかな?」と鍵開けのスリルを趣味として楽しんでいる奇特な人々が存在する可能性も否定はできません。
しかし、それにしても、毎回ロックするたびに開かなくなるトランクなんて!
こういう場合、一体どうすればいいでしょうか? どなたか良い知恵があれば、教えていただきたいです。御連絡は当ブログの右の欄外の下にあるアドレスからお願いたします。お礼に御希望の一条本を送らせていただきますので、どうぞ、お知恵をお貸し下さい。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年10月31日 佐久間庸和