ガバナー公式訪問

今日は金曜日なので、ロータリークラブのある日です。
本日、小倉ロータリークラブは「ガバナー公式訪問」の日でした。
わたしはそのことを失念していて、ネクタイなしのクールビズで例会に行ってしまいました。
受付のところでバッタリお会いしたのは、国際ロータリー第2700地区の本田正寛ガバナーでした。本田ガバナーは西日本シティ銀行の頭取を務められた方で、わたしは若い頃に「平成会」という勉強会で大変お世話になりました。それで本田ガバナーに「ガバナーになられたのですね。それはそれは、おめでとうございます!」と申しあげました。


本日の例会のようす



ふと後ろを見ると、白いジャケットを着た女性が微笑んでいます。その人は新しくNHK北九州放送局の局長に赴任された元アナウンサーの上田早苗さんでした。上田さんは高校の同級生で、大学も同窓です。北九州放送局で初の女性局長になっただけでなく、小倉ロータリークラブでも初の女性会員となられました。ともに快挙であります。わたしは、同級生の入会を喜んでいます。今度、彼女を囲んでの同窓会なども企画されているようです。



受付には、「ダンディ・ミドル」ことゼンリンプリンテックスの大迫会長が座られていました。ブログ「中経協ビールフェスタ」で紹介した22日夜のイベントで御一緒したばかりです。わたしは「一昨日は大変お疲れ様でした」と大迫会長に御挨拶しました。
ニコニコBOXでは、大迫会長に続いて、わたしもニコニコさせていただきました。
「(1)本田ガバナー、本日はありがとうございます。平成会では大変お世話になりました。(2)26日(日)に小倉昭和館でシネマトークを行います。テーマは『映画で学ぶ人生の修め方』です。お時間のある方は、どうぞ遊びに来られて下さい」という内容でした。


ガバナー記念卓話のようす



それから、ガバナー公式訪問の時間となりました。
ガバナー(Governor)とは、所管地区のクラブによって指名(ノミネート)され、国際ロータリー(RI)の国際大会にて選挙(エレクト)される、RIの管理役員です。
英国の俗語では、ガバナーには「親父」や「父親」といった意味合いがあるそうです。
また、ガバナーという存在には、「ロータリアンの中のロータリアン」といった印象があります。ガバナーになるためには、いくつか条件があります。
1つまたはいくつかのクラブで通算7年以上会員であること。
クラブ会長を全期務めた経験が必要とされること。
その他にも、職業分類の正当性が疑問の余地なきものであること、その任務に耐え得る能力があるということ、また健康であるということなどなど、いろいろ細かい条件があります。
とにかく、ガバナーが訪問してくるというのは、盆と正月が一度に来たようなロータリークラブにとっては年間最大の「ハレ」の日であると言えるでしょう。



ガバナーの公式訪問は、ガバナー自身が地区内の各RCを訪問します。
そこには、以下のような目的があると定義されています。
●重要なロータリーの問題に主眼を置き、関心をもたせるため
●弱体あるいは問題のあるクラブに特別な関心を払うため
●ロータリアンに意欲を起こさせ、奉仕活動に参加させるため
●地区内におけるロータリアン個人の卓越した業績を表彰するため
それにしても、半年間で60くらいのクラブを訪問して回るのですから、大変です。
しかも、この猛暑です。よほど体力に自信のある方しかガバナーは務まりませんね。



わたしたちのRI第2700地区ガバナーが、本田正寛ガバナーです。
鱒見会長からの紹介の後、本田ガバナーによる記念卓話がありました。
本田ガバナーは、ご自身のロータリー生活を振り返られながら、「自分のガバナーとしての使命は、ロータリーの魅力を若い世代に継承し、ロータリークラブの持続的発展に寄与することであると申し上げました。『言うは易く、行うは難し』難しい課題ですが、その実現に向けて、皆様のお力添えを得てチャレンジしたいと思います」と語られました。
ガバナー記念卓話の終了後は、ホテルの写真スタジオに移動して記念の集合写真を撮影しました。わたしがクールビズなので隅っこのほうで小さくなっていたら、瑞松寺の末廣石光住職から「一条先生、そんなところで何をしているんですか! 先生は『唯葬論』という名著の著者なんですから、もっと真ん中に来て下さいよ!」と言われました。わたしがギョッとして「ネクタイを忘れたから、ここでいいんですよ」と言うと、「わたしのネクタイをお貸しいたします!」と言って下さいました。わたしは末廣住職のご厚意に感謝しながらも、丁重にお断りしました。ご住職のネクタイはゴージャス過ぎて、自分は似合わないと思ったことも一因でした(笑)。
撮影後、心優しいご住職はずっと紅一点の上田局長と楽しそうにお話されていました。やはり女性がいると、クラブも華やぎます。上田さんが入会してくれて本当に良かったです!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年7月24日 佐久間庸和