シンガポール2日目

5月24日(日)は、シンガポールでの2日目でした。
朝、ホテルで現地の新聞を開いたわたしは驚きました。
その新聞には、いわゆる訃報記事のページがあったのです。


顔写真入りの新聞の訃報記事



この訃報記事には、なんと故人がすべて顔写真入りで掲載されていました。
最下段には、葬儀社の広告がありました。日本でも「北國新聞」や「琉球新報」、そして「西日本新聞」などに「おくやみのページ」がありますが、顔写真入りとは恐れ入りました。
そういえば昨日、シンガポールでの夕食中に日本の某新聞社の方から国際電話があり、「歌手の大内義昭さんが北九州で亡くなられたのですが、葬儀は紫雲閣で行われるのですか?」という問い合わせがありました。デュエットの名曲「愛が生まれた日」を歌われた大内さんの逝去を知り、わたしは大変ショックでした。北九州在住の文化人の1人として期待を寄せていただけに、まことに残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。


朝食レストランの入口

なんと寿司もありました!

これが、わたしの朝飯です!



わたしはホテルの朝食会場に向かいました。
朝食会場のレストランは非常にモダンで、ブッフェのメニューも豊富でしたが、寿司コーナーまであったのは驚きました。味もなかなか美味しかったです。


シンガポールからマレーシアのVISA査証



朝食を済ますと、9時にホテルより出発しました。行き先はマレーシアのジョホールバルで、まずはシンガポールとマレーシアの国境に向かいました。
シンガポールの中心地からマレーシアの国境まで約30分。これほど近いにもかかわらず、両国の入国審査は非常に厳しかったです。わたしたちはシンガポール出国、マレーシア入国、マレーシア出国、シンガポール入国と、4回もバスから降りて、長い審査の列に並ばなくてはなりませんでした。両国を行き来している労働者などは毎日、この審査を受けるわけですから、時間のロスだけを考えても、もったいないことだと思います。



ブログ「マハティール元首相」で紹介したマレーシアのマハティール・モハマド氏とシンガポールの建国の父で初代首相である故リー・クアンユー氏は同じ年の生まれだそうです。当初は同年齢である二人の仲は良かったのですが、その後、政策の違いもあり、犬猿の仲になりました。それが過剰なまでの両国の入国審査につながったのかもしれません。


マレーシアのようす



9時半にシンガポールを出国し、マレーシア入国。マレーシア入国後はマレー人日本語ガイドが案内してくれました。わたしたちは、ジョホールバルに向かいました。ここは、マレー半島最南端に位置する、マレーシア・ジョホール州の州都です。都市圏の規模は首都クアラルンプールに次いで第2位で、人口は約85万人です。中国語の地名表記は「新山」といいます。



ジョホール海峡を挟んだ対岸にシンガポールがあり、相互往来は盛んだそうです。実際、マレーシアの入国審査場を抜けてすぐのところが中心市街地で、地元の人も「マングリッシュ(マレーシアなまりの英語)」ではなく、「シングリッシュシンガポール訛りの英語)」を話します。マレーシア国内ですが、マレーシアのラジオよりシンガポールのラジオのほうがよく入るとか。



サッカー日本代表がFIFAワールドカップ本戦初出場を決めたジョホールバルの歓喜の地として、日本でもその名を知られる場所ですね。2006年より大規模な開発計画イスカンダル・マレーシア(英語版)が進められており、隣国シンガポールの好調な経済発展の影響もあって急速な発展を遂げています。


アブバカール回教寺院

アブバカール回教寺院にて

ヴィクトリア様式の寺院です

異教徒は入れず・・・・・・

回教寺院の裏は海でした



10時半に「アブバカール回教寺院」に到着し、わたしたちは下車しました。
正式には「アブ・バカール・モスク」といいます。シンガポールモスクはタマネギ型ですが、ここは西洋風の瀟洒な感じです。マレーシアで最も美しいモスクとされていますが、鮮やかな青と白のコントラストが印象的です。まさに、「スカイ・ブルーに映えるモスク・ブルー」といった感じでした。残念ながらイスラム教徒でない者は中に入れませんでした。


車窓から「インド寺院」が見えました

100年前に建てられたヒンドゥー教の寺院です



それから、シティスクエア近くにある「インド寺院」を視察しました。
ジョホールバルで一番古いヒンドゥー教の寺院で、100年前に建てられたそうです。
その後、車窓から「市庁舎ビル」などを見学しました。


「マレー文化村」の入口で

禮鐘」(?)を叩きました

マレーの伝統舞踊を鑑賞しました



それから、わたしたちはブログ「マレー文化村」で紹介した施設を訪れました。ここは、ジョホールバル市内にあるマレーシアの文化が手軽に体験できる施設です。施設内には熱帯の植物や果物が植えられている庭があります。この庭では、南国ならではのカカオや胡椒の木を見ることができます。その他、「マレー文化村」では、ジョホール州の伝統音楽・舞踊のパフォーマンス、バティック(ろうけつ染め)体験、ピューター(錫)の型とりのデモンストレーションを見ることができました。マレーシアの民芸品なども売っていました。


昼食会場の「ダブルツリー・ヒルトン」

これが、わたしの昼飯です!



昼食は、ホテル「ダブルツリー・ヒルトン」のインターナショナル&マレー料理ブッフェでした。マレーシア料理、インド料理、中華料理の3つのエリアに分かれていましたが、どの料理も美味しかったです。特に、イスラム教徒やヒンドゥー教徒の影響なのか、豚肉や牛肉よりも鶏肉の料理が旨いと思いました。


コンラッド・センテニアル・シンガポールを背に

マリーナ・ベイ・サンズ・ホテルを背に



昼食後、バスでシンガポールへ戻りました。14時頃にマレーシアを出国し、シンガポールに入国しました。ホテルには15時頃に帰ってきました。その後、有志数人とホテル近くの見晴らしの良い場所へ向かい、写真を撮りました。まずは、コンラッド・センテニアル・シンガポールの「13」を撮影しました。3年前に宿泊したマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルを背景にしたショットも撮影しました。


リッツカールトンホテルの前で

リッツカールトンホテル前のオブジェと



それから、リッツカールトンホテルに向かいました。
ホテルの前には前のめりのオブジェがあり、わたしはマイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」のPVを連想しました。


サンテック・シティ

ウェディング見本市が開かれていました



それから、わたし1人でサンテック・シティを見学しましたが、「仁」「義」「禮」「智」の文字を冠したオフィスビルを発見し、感動をおぼえました。詳しくは、ブログ「儒教ビル街」を御覧下さい。また、サンテック・シティでは、「ウェディング見本市」のようなイベントも開催されていたので、視察しました。


マリーナ・ベイ・サンズ・ホテルにて

ホテル内のショッピング施設

巨大カジノに圧倒される



18時にホテルから専用車で夕食会場へ向かいました。
まずはマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルを訪れ、ホテル内のショッピング施設やカジノなどを視察しました。とにかく巨大なスケールで、世界中かた人が集まってきている感じです。2500室ある客室は連日満員で、オープンからなんと3年で投資額を回収したそうです。それは凄すぎる!


北京ダックが絶品でした

これが、わたしの晩飯です!



夕食は、冠婚ディナー研修ということで、ASIA’S BEST RESTAURANTに輝いた高級レストラン「インペリアルトレジャー」で北京料理を楽しみました。特に北京ダックが絶品でしたね。



最後は、あいネット静岡の杉山社長が中締めの挨拶をされましたが、突如、「ハッピー・バースデー♪」の大合唱が・・・・・・この日は、杉山社長の47回目の誕生日だったのです。それを記念して、全互連中部ブロック長であるベルモ二―(高松)の武智社長からTWGの高級紅茶セットが贈られました。杉山社長はビックリしながらも、とても嬉しそうでした。いやあ、こういうサプライズはいいですねぇ。全互連の中部ブロック最高!!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年5月25日 佐久間庸和