新入社員訓話

昨夜は入社式、そして新入社員歓迎会が行われました。
一夜明けた新入社員たちは、サンレー本社の朝礼に参加しました。
小倉は春爛漫です。気温も軽く20度を超えていました。
本社の入口に咲く桜、また小倉紫雲閣の「月の広場」に咲く桜も満開です。


小倉は春爛漫です

桜の花も満開です



今日は、朝からサンレー北九州本部会議が行われました。
その後、午後からは松柏園ホテルで新入社員研修の「社長訓話」を行いました。
パワーポイントを使って、スクール形式で行いました。まだ学生の面影を残す新入社員たちを前にすると、なんだか大学で講義をしているような気分になりました。


最初は「起立! 礼! よろしくお願いします!」

新入社員研修で話しました

サンレーについて語りました

S2M宣言」について



まずは、サンレーという社名の意味から説明しました。
その意味は「SUNRAY(太陽の光)」「産霊」「讃礼」と3つあります。
そして、経営理念である「S2M」についても説明しました。


社長としての考えを話しました

「思いやりの時代」について

ドラッカー思考」についても説明しました



さらには、「思いやりの時代」について、「礼」や「ホスピタリティ」の説明を含めて語りました。それから、ドラッカー思考の「自己実現」についても話しました。
ドラッカーは「自己実現」の大切さを強調してきました。
そして、そのための「自己刷新」や「自己啓発」の大切さを説きました。
話を聞いている新入社員たちの目はキラキラと輝いていました。


マーケティング」から「事業の定義」へ

わが社は何を提供しているか?

サンレー互助会プランを説明



そして、「マーケティング」から「事業の定義」に話題を移し、わが社が提供するものについて話しました。
わが社の事業の柱といえば冠婚・葬祭・互助会ですが、その三本柱はそれぞれ「平和」「平等」「人の道」を提供していると述べました。さらには、「互助会」について、「冠婚葬祭業」について、「サービス業」について・・・・・それぞれ、その本質を説きました。


世界平和パゴダの支援活動について説明



最後に、世界平和パゴダの支援活動について説明し、「礼」が孔子の思想の核心だとすれば、「慈」はブッダの思想の核心であると述べました。「慈」という言葉は、他の言葉と結びつきます。たとえば、「悲」と結びついて「慈悲」となり、「善」と結びついて「慈善」となり、「愛」と結びついて「慈愛」となります。「仁」と結んだ「仁慈」というものもあります。わたしは、「慈」と「礼」を結びつけ、「慈礼」という新しいコンセプトを提唱しています。


「慈礼」というコンセプトを語る



慇懃無礼」という言葉があるくらい、「礼」というものはどうしても形式主義に流れがちです。その結果、心のこもっていない挨拶、お辞儀、笑顔が生れてしまいます。
わたしは、「慈」という言葉を「礼」と組み合わせてはみてはどうかと思い立ちました。
慈礼」つまり「慈しみに基づく人間尊重の心」があれば、心のこもった挨拶、お辞儀、笑顔が可能となります。サンレーの経営理念の1つである「お客様の心に響くサービス」が実現するわけです。最後は、「慈善事業ではなく、慈礼事業をめざそう!」と締めくくりました。


心をこめて話しました

最後は「起立! 礼! ありがとうございました!」



企業の真の宝は施設などではなく、人です。特に、わが社のようなホスピタリティ・カンパニーは人がすべてです。今日の訓示は1時間という短い時間でしたが、みんな真剣に聞いていました。みんな、わたしの話に興味を持ってくれていることが実感できました。
彼らが冠婚葬祭の現場あるいはサポート部門で活躍してくれる日が楽しみです!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年4月2日 佐久間庸和