マザー・テレサ(2)




ほんのちょっとしたほほえみが
どれだけ役に立つのか、
その力ははかりしれません。




メリー・クリスマス! 聖夜には、ハートフルな言葉を!
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。
今回の名言は、「インドの聖女」と呼ばれたマザー・テレサの言葉です。
彼女は1910年にアルバニア人を両親として生まれ、1997年に帰天しました。
1979年には、ノーベル平和賞を受賞しています。
「私があなた方を愛したように、あなた方も相愛しなさい」
マザーの一生は、このイエスの言葉に要約されていると言っていいでしょう。
エスが行った隣人愛の実践を20世紀後半に実行した人であり、宗教、民族、年齢、性別、社会的地位等に一切関わりなく、必要とする人々に愛の手を差し伸べた人でした。


新装版 マザー・テレサ 愛のこころ最後の祈り

新装版 マザー・テレサ 愛のこころ最後の祈り

『新装版 マザー・テレサ 愛のこころ最後の祈りベッキー・ベネネイト編集、アンセルモ・マタイス/奥谷俊介翻訳(主婦の友社)の「訳者まえがき」の冒頭で、スペイン生まれで上智大学の名誉教授であるアンセルモ・マタイス氏が次のように述べています。
「1997年9月5日、マザー・テレサは天に召された。享年、87歳。
異教徒にもかかわらず、インドで国葬になり、世界じゅうが弔意を表したことを思えば、キリスト教のシスターというだけではなく、宗教や民族をこえた大きな人物であったことがわかる。大きな敬意をいだかせながら、自然にマザーと呼べる親しみがあった。あれほど、マザーの名にふさわしい人は、そう多くはいないだろう。マザー・テレサのマザーは、修道院長としての称号というよりも、世界の『お母ちゃん』としての愛称だったのだ」



マタイス氏は、マザー・テレサ人間性について、次のように述べています。
「だれに対しても態度は同じだった。いや、社会から見捨てられた無力な人であればあるほど、イエスが身をやつした姿だとしてかばい、より多くの愛を注ぐのだった。最も貧しい人こそイエスその人なのだ、というキリスト教の信仰が、だれよりも深く顕現されていた」
わたしは、かつて「ありし日のイエスとマザー想いつつ 賛美歌を聴くこの聖夜かな」という道歌を詠みました。みなさんに素敵なクリスマスが訪れますように・・・・・・。


*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年12月25日 佐久間庸和