「ふくおか経済」取材


株式会社サンレーは明日で創立48周年を迎えますが、今日は「ふくおか経済」2015年新春号の取材を受けました。同誌の編集コーナーとして、企業のトップたちが新年の抱負、意気込みを述べる「2015年 新年の抱負インタビュー」です。


本日の取材のようす



いつものようにナイスガイの八尋修平さんがサンレー本社を訪問してくれました。
わたしは、2014年の歩みをざっと振り返って「売上・利益とも、ほぼ計画を達成できそうだ」と述べた後、部門別に2015年の抱負を述べました。
まずは冠婚部門。創業50周年記念の目玉である松柏園ホテルのスーパー・リニューアルを前にして、その価値を最大化するために、この1年は「市場の創造」に尽力していきます。
少子化によるマーケット縮小という「ネガティブ・トレンド」に引きずられ、業界では過度な価格競争等が進んでいるように感じます。しかし、その一方で入籍カップルの中で50%もの「ナシ婚層」というマーケットがあることにも注目すべきです。
わが社では、「経済的事情」「授かり婚」「身内のお食事会」をテーマに、新たなブライダルマーケットの創造が可能だと考えており、そのための「エンジェル・ウエディング」「ハイブリッド・セレモニー」などの新商品を提案します。


部門別に事業展望についての説明をしました



次に葬祭部門。今年は5つの新規会館がオープンしましたが、来年早々にも3つの紫雲閣がオープンを控えています。ハードだけではありません。お客様に安心できる葬儀を提供するため、厚生労働省認定1級葬祭ディレクター技能審査の受験を第1回開催時より行っていますが、今年(2014年)の発表でサンレー社員取得者が新たに12名増え合計227名となりました。さらに専門的な知識を取得し、遺族のグリーフケアに対応できる社員を育成すべく始めた上級心理カウンセラー資格も46名(2014年11月現在)の資格認定を得ることができました。お客様のニーズに応え、安心して葬儀を行えるセレモニーホールとしてお客様に選んでいただけるように2015年も継続して行っていきたいと思います。


来年は児童書を書きたい!



また、「人生の卒業式」である葬儀の必要性を訴え感じていただくために、「慰霊祭」「隣人祭り」の実施や「終活」に関するイベント・セミナーをいろいろなところで行っていくことで、希薄になってきている「葬儀の価値」を再発見していただける機会を創れるようにしていきたいと思います。2015年には北九州地区だけで年250回を超える見学会や年12回の慰霊祭を予定しておりより多くの方に集まっていただき、「豊かな老い」や「葬儀の必要性」について考えていただくきっかけになればと思います。
さらには「一条真也」としての執筆プランについても話しました。
八尋さんが「いま一番書きたいテーマは何ですか?」と言うので、わたしは「こういう本をぜひ書きたい!」と言って現在読書中の『こころのふしぎ なぜ?どうして?』村山哲哉監修(高橋書店)を示しました。じつは今朝の「とくダネ!」で知った児童書ですが、子どもに倫理や道徳をわかりやすく教える素晴らしい内容になっています。テレビの威力はすごいようで、いきなり同書はアマゾンでベストセラーになっていますね。
来年は、ぜひ『こころの教室』というタイトルの児童書に挑戦したいです!


新規事業についても話しました



介護部門においては、飯塚市に開設した「隣人館」1号館については、現在、満室または満室に近い状況(入退居があるため)で安定的に運営できています。多くのノウハウの蓄積できており、2015年はいよいよ新規施設の建設に着手する予定です。
住宅型有料老人ホームの入居対象者と想定される特別養護老人ホーム(特養)の待機者は約52万人と、09年の調査より更に10万人以上増加しています。
また、来年改正される介護保険制度によって、特養が要介護3以上の入居制限もあり、入居対象者は増加することが予測されます。


笑顔の絶えない取材でした



宅配弁当部門においては、システム構築により初年度より黒字化することができました。これは弁当の販売システムを「既存施設の営業ライン」に乗せることに成功したからです。
予想していた「経費面でのロス」を大幅に縮小することができました。初の事業でかつ「食を扱う」ということもあり、初年度は主に内部体制の充実につとめたことも奏功したようです。次年度に向けた準備が整ったと感じています。
予想外なのは「ごちそう弁当580円」の需要が高いことで、なんと全体の8割に及んでいます。当初はカロリー・ボリュームを控えた「ヘルシー弁当540円」(500kgカロリー以下・塩分3g以下)の販売が大きいと予測しましたが、思った以上に、今の高齢者はお元気のようです。おかずのバリエーションが豊富なごちそう弁当について・・・・・・「毎日の食事が楽しみ」という嬉しい声が聞こえており、さらに内容を充実させたいと考えています。「おもいやり」を届ける息の長い事業を目指し販促を進めていきます。


写真を撮影して下さいました



今日は、以上のような話をさせていただきました。
八尋さんとは気心も知れており、笑いの絶えない取材となりました。
最後は、インタビュー記事に掲載する写真を撮影して下さいました。
「ふくおか経済」新春号は12月末に発売されます。



「ふくおか経済」2014年1月号



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年11月17日 佐久間庸和