最後の事業継承セミナー in東京

東京に来ています。23日、一般社団法人・全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の事業継承委員長主催の「事業継承セミナー」が開催されました。
場所は、大塚のホテルベルクラシック東京です。「互助会経営の原点と未来を求めて」という内容のセミナーですが、今回が最終回となります。


最後の事業継承セミナーのようす



これまで姫路の117さん、平塚のサン・ライフメンバーズさん、そして静岡のあいネットさんの会長、社長のお話を聞いてきました。同じ会社の会長、社長によるセミナーだったわけですが、今回はちょっと違います。メモリードの吉田茂視社長、ベルコの齋藤斎社長のお二人が講師で、会社は違いますが、2つの世代を代表する大物経営者が登場して下さいました。そのせいもあってか、90名を超える多くの参加者がありました。


委員長として、わたしも挨拶しました



14時からセミナーが開始され、事業継承委員会の神田貢典副委員長(ライフアンサージ社長)の司会で進行しました。まず冒頭に全互協の北村芳明副会長から挨拶がありました。続いて、事業継承委員会の委員長であるわたしが挨拶しました。
わたしは、「今日はこんなに大勢の方々にお集まりいただき、本当にありがとうございます。ご好評をいただいた事業継承セミナーもこれで最後ですが、最後にふさわしい大物のお二人が登場して下さいます。メモリードさんもベルコさんもともに全冠グループの互助会ですが、そのカラーや経営方針は異なるように思います。しかし、いずれも今後の互助会経営にとっての大きなヒントがあると確信いたします」と述べました。



14時20分から、吉田社長の講演がスタート。演題は「互助会経営者としての経営姿勢」というものでした。昭和44年に創業し、今年で45周年を迎えるメモリードグループの歩みを振り返って下さいました。また、全互協の設立以来、改正割販法の施行や財政健全化のほか様々な問題を乗り切って業界の黎明期を支えてきたお話が興味深かったです。今回は、事業を託す立場として、これまでの互助会経営と未来への提言をされました。



続いて16時からは、齋藤社長の講演がスタート。演題は「社長となって、取り組んできたこと」です。ブログ「ベルコ社長の訪問」にも書きましたが、齋藤社長は互助会業界のニューリーダーです。経営するベルコさんそのものが業界最大手であるということもありますが、齋藤社長は互助会事業を継承し、今まで取り組んできたことや業界の行く末についてもざっくばらんに語って下さいました。シリーズ最終回にふさわしい充実した内容の講演になりました。


情報交換会のようす



講演終了後は、満員の会場から盛大な拍手が起こりました。最後に、事業継承委員会の吉田昌敬副委員長(メモリード専務)による謝辞があり、これで最後の事業継承セミナーは無事に幕を閉じました。その後、17時40分からは「情報交換会」が開かれました。


情報交換会の冒頭で挨拶しました



情報交換会の冒頭、わたしが挨拶しました。わたしは「今日、心に強く残った言葉が2つありました。1つは、『互助会の原点は相互扶助である』という吉田社長の言葉です。それから、『使用人よりもよく働いてくれるのは心の通った人たちである』という齋藤社長の言葉です。わたしは、これらの言葉を聞いて、とても嬉しくなりました」と述べました。


最後は、一本締めで・・・・・・



わたしも2年間、事業継承委員長をやりましたが、これをもって委員長は卒業させていただきます。もう二度と委員長をやることはないと思いますが、別の方法で業界のお役に立てればと思っています。最後の事業継承セミナーが盛会で本当に良かったです。講演して下さった吉田社長、齋藤社長のお二人に心より感謝するとともに、これまでヘッポコ委員長を支えてきてくれた事業継承委員会のメンバーにも「ありがとう」と言いたいです。それから、全互協の山下裕史副会長(117社長)の音頭で乾杯が行われ、全国各地から集まった業界関係者が語り合い、かつ親交を温めました。わたしは、齋藤社長の隣の席に座り、いろいろと話しました。最後は、メモワールの渡邊正典社長による横浜一本締めで中締めとなりました。今夜は、業界の仲間たちと有意義な交流を持つことができました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。
*当ブログのすべての文章および写真の無断掲載を禁じます。
*当ブログにリンクを貼る場合は必ず事前承認をお願いいたします。
*当ブログ管理者へのご連絡、記事のご意見、ご感想などは、
公式サイト「ハートフルムーン」のメール機能をお使い下さい。



2014年5月24日 佐久間庸和