なぜ私は本を書くのか

18日は金曜日なので、ロータリーのある日でした。わたしは松柏園ホテルからリーガロイヤルホテル小倉へ移動して、 小倉ロータリークラブの例会に参加しました。


壇上に立つ

本日の例会のようす



この日は、わたしが会員卓話をする日です。
卓話者は前の席に座ることになっています。
今日は、二村会長の挨拶を隣の席で拝聴しました。また、明日の早朝清掃について連絡する末廣住職が、いきなり「こんにちは、悪い坊主です!」などと言うので、爆笑しました。今日の末廣住職は袈裟姿でしたが、本当に愉快な方ですね。(笑)


テーマは「なぜ私は本を書くのか」でした

パワーポイントを使って話しました



わたしの卓話のテーマは「なぜ私は本を書くのか」です。
なぜ、このテーマにしたかというと、じつに多くの方々からこの質問をされるからです。
わたしは簡単な前フリの後で、パワーポイントを使って話をしました。また、わたしは親睦活動委員でもあるので、「FELLOWSHIP」のタスキをかけたまま話しました。


ペンネームの由来を説明

ペンネームの由来

道家になりたかった!

天下布礼」をめざして

天下布礼」の旗を掲げる



まずは、「一条真也」というペンネームの由来からスタートして、「天下布礼」について話しました。わたしは、『ハートフルに遊ぶ』(1988年)でデビューして以来、10年間の休筆期間をはさみながらも、多くの本を、さまざまなテーマで書いてきました。
執筆と経営という営みが両立できるのか? じつに多くの方々から、この質問をいただきます。結論から言いますと、わたしは「できる」と思っています。いや、わが志を果たすためには両方の営みが不可欠と思っています。


わが志を述べました



わが志とは、心なきハートレス・ソサエティに進みつつある社会を、心ゆたかなハートフル・ソサエティへと進路変更することです。そして、未知の超高齢社会を迎える人々に「老いる覚悟」と「死ぬ覚悟」を持っていただくお手伝いがしたいということです。
大風呂敷を広げるようで申し訳ないのですが、心の底から本当にそう思っています。そのためには、本を書いて自分の考えや想いを世に問うことも、事業によってその考えや想いを形にしていくことも、ともに必要なのです。


執筆に対する想いを述べました



その他にも、わたしは大学の客員教授として教壇に立ったり、ボランティアで老人会などで講演させていただいたり、良い人間関係作りのお手伝いをするべく「隣人祭り」の開催をサポートしたりしています。それらはすべて「人間尊重」という思想を世の中に広めるための活動であり、わたしは「天下布礼」の一環だと思っています。そして、わたしのすべての活動は結局のところ「幸福」という山の頂に続いていると信じます。わたしの著書・編著・監修書も、一見すると多様なテーマを扱っているように思われるかもしれませんが、じつのところ、そのすべてが「幸福」についての本です。わたしは、いつも「この本を読んだ人に幸せになってほしい」と考えながら、本を書いています。そんなことをお話しました。


死は不幸ではない

有縁社会再生三部作



また、これまでわたしが書いてきたさまざまな本の内容について簡単に紹介しました。
最後は、新刊の『慈経 自由訳』(三五刊)や最新刊の『決定版 冠婚葬祭入門』(実業之日本社)についても話しました。


二村会長から謝辞を頂戴しました



卓話の終了後は、二村会長から謝辞を頂戴しました。
二村会長は「佐久間さんのことは若い頃からよく知っていますが、最近は孔子の専門家として有名です」と言われ、小柳ルミ子の「わたしの城下町」の冒頭の「格子戸をくぐり抜け〜♪」という歌詞を紹介した後、「孔子どのを超えていけ〜♪」という替え歌を口ずさみました。あまりに卓越したユーモアのセンスに、一同しーんと静まり返りましたが、その直後に一部で爆笑が起きました。当事者であるわたしは、ただただ恐縮するしかありませんでした。(苦笑)
恐るべし、二村会長。まさに「笑う門には和が来る」を実践されています!
30分という短い時間でしたが、今日は自分自身を見つめ直す良い機会になりました。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年4月19日 佐久間庸和