佐久間進(5)


「はひふへほ」の法則




言葉は、人生をも変えうる力を持っています。
今回の名言は、サンレーグループ佐久間進会長の言葉です。
佐久間会長は、さまざまな経験を通し、さまざまなユニークな法則を発案してきました。東日本大震災後を生きる日本人が幸せになるためには、「はひふへほ」の法則を実践することが大事だと語ています。


幸福への入口は「はひふへほ」にあり!



「はひふへほ」の法則は、以下の通り、「は行」の五つの発音から始まる言葉が「幸せに生きるための人生訓」となっているのです。
「は」・・・・・半分でいい
「ひ」・・・・・人並みでいい
「ふ」・・・・・普通でいい
「へ」・・・・・平凡でいい
「ほ」・・・・・程々でいい



日本を代表する宗教哲学者であり、京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二氏は、2012年1月12日に開催された佐久間会長の「喜寿の祝い」において、「折口信夫が理論国学者だとしたら、佐久間会長は応用国学者だと思います。『はひふへほ』の法則といい、わかりやすい説明と実践には感服しております」と述べられました。



こうした「語呂合わせ」による教えは多数存在していますが、インターネットによる検索では、佐久間会長が唱える「はひふへほ」の法則と同一内容は存在していないようです。この事実で、わたしも佐久間会長による「オリジナル法則」であることが確信できました。
考えてみれば、「はひふへほ」の法則とは「足るを知る」ということではないでしょうか。
すなわち、ブッダの考え方と同じだと言えるかもしれません。



また、鎌田氏が提唱する「応用国学」とは「心学」にも通じると考えます。
かの石田梅岩は、江戸時代に神道や仏教や儒教の教えを「心学」として庶民にわかりやすく説きました。それは、まさに「応用国学」であり、「応用仏教」であり、「応用儒教」だったのではないでしょうか。そう、心学というものは「何でもあり」なのです。


平成の寺子屋をめざす「天道館



サンレー では、石田梅岩が提唱した「心学」を継承すべく、平成の寺子屋構想を具体化していくための施設「天道館」を新設しました。施設名称とした「天道」思想とは、太陽の徳の如く、あらゆる人々、いや人をも超えた万物を慈しむことを第一義としています。この「天道館」を拠点に何事も「陽にとらえる」明るい世直しを推進していきたいものです。
その中で「ほひふへほ」の法則も「天道館」から広く発信していきます。




*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2014年4月6日 佐久間庸和