韓国人留学生の報告

今日は金曜日なので、ロータリーのある日です。小倉ロータリークラブの会員であるわたしは、例会の開始時間ギリギリに滑り込みセーフで会場に飛び込みました。


本日の例会のようす



先週が休みだったので、今日は11月に入って最初の例会でした。
ブログ「ハートフルクラブ」に書いたように、月初の例会では、誕生日祝いと結婚記念祝いが行われます。今日も、多くの「おめでとうございます」の声が会場内で聞こえてきました。


新入会員の紹介がありました



それから、今日は新入会員の方の紹介がありました。
ブログ「惜別の歌」に書いたように、9月27日の例会では、小倉競馬場の吉崎一郎場長が転勤により退会されるという報告があり、そのお別れのセレモニーが行われました。
今日は、吉崎場長の代わりに新たに小倉競馬場の場長になられた重松裕之さんが小倉ロータリークラブに入会されました。重松場長は明治大学の柔道部出身で、ボランティアで明大柔道部監督を6年間も務められたそうです。なんと、あの小川直也を指導したこともあり、小川選手と一緒にオリンピックにも行かれたとか。重松場長の後任の明大柔道部監督がなんと吉田秀彦だそうです。これは凄い!



重松場長はスーツの上からも筋骨隆々なことがよくわかります。
早速、わたしは例会終了後、重松場長と名刺交換させていただきました。
その際、わたしがいかに柔道を愛する人間かをお伝えしました。(苦笑)
それにしても、素晴らしい方が小倉クラブに入会して下さいました。
今度、酒を飲みながら重松場長柔道談義をするのが楽しみです!
酔っ払って、乱取りを所望することだけは避けなければ!


米山記念奨学生の鄭ハナさんによる報告



今日の卓話の時間は、今月が米山月間であることにちなんで、米山記念奨学生である鄭(ジョン)ハナさんの報告でした。彼女は韓国の仁川市の生まれで、現在は九州大学法学部の2年生です。専攻は「法制学」で、卒論テーマは「空き家問題の対策」だとか。
今日は「日本留学記」というテーマで話をしてくれましたが、日本語も上手だし、内容も興味深いし、話の運び方も素晴らしいし、非常に感心しました。
わたしの長女よりも1学年下ですが、ずいぶんしっかりしているお嬢さんです。



「日本留学記」で特に興味深かったのは、1994年に韓国で日本大衆文化が開放されたエピソードでした。開放前は「韓国の文化が廃れてしまう」と、韓国内では危機感が強かったそうですが、いったん開放されてしまうと、韓国の若者は日本文化に魅了されました。
その中でも、女子は「美少女戦士セーラームーン」(鄭ハナさんも夢中になったそうです)、男子は「ドラゴンボール」の人気が高かったそうです。
日本のドラマでは「ごくせん」や「のだめカンタービレ」が大ブームになりました。
そして、日本映画では岩井俊二監督の「Love Letters」が爆発的なヒットを飛ばし、韓国人が最も好きな日本映画となったそうです。「Love Letters」は中山美穂主演のラブストーリーですが、わたしも大好きな作品です。



韓国人留学生である彼女の話を聞いていると、竹島の問題で対立していても、基本的に日本人と韓国人はわかり合えるのではないかという気がしてきました。
「ドラマを通じて感じた日本」として、彼女は「人生逆転を願うより、日常生活を淡々と過ごすのが大事」だとコメントしました。わたしは、この短いながらも卓越した日本人論を聞いて、ちょっと感動してしまいました。卓話後の謝辞でも、二村会長が「とても頭のいい人ですね。頭の構造がどんなふうになっているのか不思議です」と言われていました。



ということで、今日もロータリークラブのかげで有意義な時間を過ごすことができました。
デジカメを忘れたため、iPhoneで撮影しましたが、やはり画質が良くないですね。
今夜は、小倉ロータリークラブのEテーブル炉辺会が松柏園ホテルで開催されます。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年11月8日 佐久間庸和