玉造の宴会

社員旅行に出発したサンレー本社一行は、11日の18時頃、島根県玉造温泉の「ホテル玉泉」にチェックインしました。宴会は19時からでしたので、まずは温泉に入って疲れを取りました。ブログ『テルマエ・ロマエ』にも書きましたが、わたしは温泉が大好きなのです。


サンレー本社大宴会のようす

最初に佐久間会長が挨拶しました

続いて、わたしも挨拶しました


宴会に先立って、佐久間進会長が挨拶しました。
佐久間会長は、「出雲大社サンレーの心のふるさとである」と述べました。
そこには聖徳太子が説いた「和」の精神があるというのです。
会長に続いて、わたしも社長として挨拶しました。
わたしは、まず「妖怪」の話をしました。わたしも大の妖怪好きだが、妖怪というものは「目に見えない」ものを「目に見える」ようにした文化であると思う。つまり、人間の「おそれ」とか「かなしみ」とか「不安」などを可視化したものが妖怪ではないだろうか。だから、妖怪たちは恐怖の対象というよりも物哀しく懐かしい存在に感じる。


妖怪と冠婚葬祭について話しました



わたしたちの「冠婚葬祭」という営みも、「目に見えない」ものを「目に見える」ようにした文化だと思う。「縁」や「絆」といった目に見えない大切なもの、思いやり、感謝といった「こころ」を可視化して「かたち」にしたものが冠婚葬祭なのだ。
ふと見ると、このたびの社員旅行から初参加した企画課の西課長、総務課の瀬津君の2人がとても真剣な顔をして聴いていました。彼らも「こころ」を「かたち」にする冠婚葬祭の魅力に惹かれて、この礼の社に集った人々のようです。じぇじぇじぇ!


社員旅行の継続を訴えました



最後に、いまどき社員旅行に行くこと自体が珍しいが、「無縁社会」などといわれる現在、こうした人間同士のコミュニケーションはますます重要になると述べました。
100年とか200年といった長寿企業は、いずれも社員旅行を実施しているそうです。
わたしは、今後も、良き企業文化として、ぜひ社員旅行を続けていこうと訴えました。
わたしの挨拶が終わると、松田哲男取締役が乾杯の音頭を取り、大宴会がスタートしました。


宴会のようす



日頃はなかなか話しにくい相手でも、酒が入れば気軽に話しかけることができます。
だんだんと笑い声も聞こえてきて、賑やかになってきました。
宴会が進むにつれ、徳利やビール瓶を持った人たちが、「さしつさされつ」をやっています。もちろん酒の無理強いはいけませんが、さしつさされるも、たまには良いものです。
でも、際限なく酌をされ続けたら、たみゃらん!(笑)


「ピースとハイライト」を歌いました♪



そのうちにカラオケタイムとなり、4〜5人が名調子で歌いました。
カラオケタイムで、わたしの順番が回ってきました。
わたしは、ブログ「ピースとハイライト」で紹介したサザンオールスターズの新曲を歌いました。よく社員旅行で新しい曲を歌おうとすると、ホテルにカラオケがないということで泣く泣く断念することが多いのです。しかし今回は、かなり前からホテル側にお願いしていたこともあり、ちゃんと歌うことができました。あ〜、良かった!


9・11に「平和」を歌い上げました♪


「ピースとハイライト」のミュージック・ビデオには、日本、中国、韓国、さらにはアメリカといった各国の首脳のお面を被ったエキストラが登場します。
わたしが歌っていると、それと同じお面を被った連中がステージに乱入してきました。
それぞれの手には、なんと、『徹底比較!日中韓 しきたりとマナー』(祥伝社黄金文庫)まで握られていたのでビックリしました。いやはや、芸が細かい! 最後は、みんなで肩を組みながら、「希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ♪」と大合唱しました。
今日は、9・11米国同時多発テロの日だったので、特に心に沁みました。
嗚呼・・・これほどピースフルな宴会は、日本中どこを探してもありますまい。



その後、大トリとして、佐久間会長が十八番の「ああ人生に涙あり」を歌いました♪
今夜は、酒を飲みながら、いろんな社員といろんな話をしました。
業界の動向のこと、これからオープンするわが社の冠婚葬祭施設のこと、個々の社員の家族のこと、そして、わたしのブログのこと・・・・・。
さまざまな話題を繰り広げながら、相手の人となりが浮き彫りになっていきます。



社員旅行に行くたびに、会社の仲間がますます好きになります。やりがいのある仕事と素晴らしい仲間に恵まれ、わたしは本当に幸せ者だと思います。
最後は、中野取締役がサンレー名物の「末広がりの五本締め」で締めました。


最後は、魂で「SOMEDAY」を歌う♪



宴会の後は、ホテルのカラオケルームに場所を移して、二次会を行いました。わたしは所要があって、遅れて合流したのですが、部屋に入るとすでに異様な熱気でギョッとしました。
わたしは、駆け付けの一曲で桑田佳佑の「祭りのあと」を歌いました♪
それから沖縄で勤務経験のある社員たちがBeginの「オジー自慢のオリオンビール」を歌い、それに合わせてカチャーシーが始まりました。また、少年隊の「仮面舞踏会」も歌われ、千手観音パフォーマンスが披露されました。最後は、わたしが佐野元春の「SOMEDAY」を歌い、おそらくは上海以来ですが、みんなで大合唱しました。
というわけで、熱気ムンムンで玉造の夜は更けていきました。ゲ・ゲ・ゲゲゲのゲ♪




*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年9月12日 佐久間庸和