名言データベース


言葉には、人の心を動かし、人生を一変させる力があります。
当ブログでは、これから古今東西の名言を紹介していきたいと思います。
わたしの心の琴線に触れた聖人、賢人、偉人、英雄などの言葉を紹介していきます。
じつはもう何年も前から、わたしが選んだ名言集を出版することを「出版界の丹下段平」こと三五館の星山佳須也社長と約束しているのですが、忙しさにかまけて、なかなか進んでおりません。それで、このブログを名言の備忘録として使い、かつ、みなさまにも紹介させていただくことを思いつきました。一石二鳥ということですね。


佐久間庸和の名言



名言といえば、「名言DB:リーダーたちの名言」という有名サイトがあります。
現在、28262の名言が収められているそうですが、その中に「佐久間庸和の名言」という記事を見つけて、非常に驚きました。
これまで『ハートフル・カンパニー』や『ホスピタリティ・カンパニー』(ともに三五館)といった著書に書いたり、メディアで発言したわたしの12の言葉が紹介されています。
どこのどなたかが見つけて下さったのかは知りませんが、奇特な方もおられるものです。
ここで取り上げられているのは、以下の言葉です。



●利益は貯めるのではなく、未来に投資する
「利益とは、手元に貯められるものではなく、未来への投資に使われなければなりません」


●効率主義一辺倒では人間は幸福にならない
「もはや効率主義一辺倒では、決して人間を幸福にできませんし、ナレッジ・マネジメントは、利己的なものを本質的に内に秘めています」


●お客様に対してだけでなく、社員に対しても人間尊重経営をする
「『人間尊重』という考え方は、先代社長(創業者で父の佐久間進氏)の教えであり、当社が一番大切にしているものですが、それはお客様に対してだけでなく、社員に対しても同様です。たとえば、これまで経営的に厳しい時期もありましたが、一度たりともリストラなどで社員を解雇したことはありません」


●経営の本質は人を動かす人間臭い営み
「マネジメントとは、単なる管理手法ではなく、徹底的に人間とかかわっていく『人間臭い』営みです。ドラッカーいわく、ニーズと機会の変化に応じて、組織とそこで働くビジネスマンを成長させるものでなければならない。つまり、人を動かすことこそ、経営の本質なのです」


●社員とのコミュニケーションを一番大切にする
「私は社員とのコミュニケーションを一番大切にしています。定期的に現場を回っては、サンレーのダジャレ王(笑)として、気軽に現場スタッフに声をかけます。1300人を超える社員と顔と名前もすべて覚えています。全社員の誕生日に私自身がバースデーカードを書き、記念品とともに贈っています」


礼経一致をビジネスコンセプトにする
「『礼経(礼儀と経済の)一致』こそが、我が社のビジネス・コンセプトなのです」


●人間尊重経営と利益の関係
「人間尊重の経営といっても、利益を大切にしなければなりません。しかしながら、利益とは影のような存在です。光があるからこそ、影もできる。事業の目的はあくまでも光を放つ太陽が輝くことです」


●シェアがトップの拠点以外閉鎖する
「社長に就任し、まずシェアがトップの拠点だけを残し、あとはたとえ利益が出ていても、閉鎖する方針をとりました」
【覚書き|2001年に社長に就任し、経営再建を行ったときを振り返っての発言。同社はバブル期の多角化で赤字体質になっていた】

●自分の望む社会をつくるために会社を経営する
「私は『おめでとう』や『ありがとう』といった言葉が日常的に交錯するような、心豊かな社会をつくりたい。それを実現するためには、人々の心を豊かにできる企業の存在が不可欠です。さらには、そんな企業になるために必要とされるのが、人間尊重の経営です」


●経営通になるには、人間通になる必要がある
マネジメントに携わる者は、まさに修身そのものである『論語』に学ぶ必要があります。経営通になるためには、大いなる人間通にならなければならないのです」

●社会問題解決を企業目標にする
「当社は日本における自殺者数と離婚件数の減少を目標にしています」


●人間尊重経営を貫く
「確かに経営においては数字も大切ですが、私が最も大切にしているのは『人間尊重』という考え方です」



一条真也の名言



また、ネットには「一条真也の名言」という記事もありました。
これは、どうやら『孔子とドラッカー 新装版』(三五館)や『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)をメインとした著書から引用されているようです。ここには、以下の7つの言葉が紹介されています。(最後の言葉だけ、「佐久間庸和の名言」と重なっています)



「失礼に扱われることほど、人間のプライドをひどく傷つけるものはなく、相手に接するときに礼を失すれば、相手の攻撃心と敵意を引き起こすことになる。逆に、礼儀正しく接すれば、攻撃心や敵意など生ずるはずもない。考えてみると、礼法とは最強の護身術なのである」


「行き先のわからない船や飛行機には誰も乗らないように、心の行き先が定まっていないような者には、誰も共感しないし、ましてや絶対について行こうとはしない」


「夢。それは必ず、実現できる」


「家庭内の夫婦が不仲で、職場の和も世界の平和もあったものではないだろう。まず、原点は家庭の平和」


「目標を持つことが、成功への道である」


「よく混同されますが、夢と志は違います。『自分が幸せになりたい』というのが夢であり、『世の多くを幸せにしたい』というのが志です。夢は私、志は公に通じているのです」
「私は『おめでとう』や『ありがとう』といった言葉が日常的に交錯するような、心豊かな社会をつくりたい。それを実現するためには、人々の心を豊かにできる企業の存在が不可欠です」



さらに最近、YouTubeに「一条真也の名言集」の動画がアップされていることを人から教えられました。これらの言葉はもちろん自分の発言なのですが、こうして改めて読むと、「うん、そうそう、そうなんだよなあ・・・・・」という何とも言えない味わいがあります。
どこのどなたかがアップして下さったのかは存じませんが、ありがとうございました。
ということで、これから、わたしなりの名言データベースを作っていきたいと思います。
名言は不定期に紹介していきますが、どうぞ、ご期待下さい!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年2月16日 佐久間庸和